女子野球情報 

12年4月

女子プロ野球ユースチーム「ピュアエンジェル」が選手募集中(2012年4月19日)

 中高生に野球をする場を与えたいと、4月に発足した女子プロ野球ユースチーム。京都、兵庫、大阪はもちろん、遠く北海道からユースチームに入るために引っ越してきた選手もいて、現在、選手の数は26人。みんな少しでも女子プロ野球に近い環境でプレーしたいといって入団してきたそうだ。

選手の指導をする山元監督

 当面はこの26人で編成される「ピュアエンジェル」1チームで活動するが、将来的には京都アストドリームス、兵庫スイングスマイリーズ、大阪ブレイビーハニーズのそれぞれに1つずつユースチームを作りたいという。そのため、引き続き選手募集中だ。

 監督は京都アストドリームスでプレーした山元保美さん。20代でアメリカに渡って女子プロ野球やセミプロ野球チームでプレーし、帰国後は「第1回女子野球ワールドカップ」に日本代表として出場。その後OLをしながら軟式野球やソフトボールを続け、09年、30代で日本の女子プロ野球選手に。引退後はその多彩な経歴を買われて球団職員となり、このたびの監督就任となった。

「私たちの目標は将来プロ野球選手や日本代表選手になれる人材を育てることです。そのために技術指導はもちろん、最後まで諦めない強い気持ち、全力プレーの大切さを教えたいと思っています。また礼儀を身につけ、野球をやらせてもらえることに感謝できる人間に育てたいとも思っています」(山元監督)

現在部員26人

 専用グラウンドがないため、練習は土日祝に京都と兵庫の2カ所に分かれて行っている。専任スタッフは5人で、山元監督は京都と兵庫を行き来して指導にあたっているそうだ。選手の年齢の幅が広いため、レベルに応じた個人指導も行っている。

「今、女子プロ野球選手になりたい人が増えていますが、その夢に向けて頑張ってほしいし、私たちも底辺を広げられるように女子野球を盛り上げていきたいと思っています」

●問い合わせ先/youth@girls-probaseball.jp 
        075-213-8988(日本女子プロ野球機構)
●参考URL/http://www.girls-probaseball.jp/league/youth/


中学硬式クラブチーム「トップハート」誕生。選手を募集中(2012年4月14日)

 全国でも数少ない中学生の硬式クラブチームが、4月、埼玉県越谷市に誕生した。その名も「トップハート」。率いるのは学童軟式クラブチーム「越谷トップガールズ」の大野康監督だ。

「私は以前、埼玉栄高校女子硬式野球部のトレーナーをしており、そのとき斉藤賢明先生の指導に感銘を受けて4年前に越谷トップガールズを立ち上げました。その後、女子野球の発展に力を尽くしていらっしゃる少年野球指導者の方々と知り合い、交流を深める中で、野球を続ける環境のない中学生のためにチームを立ち上げることにしました」

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 練習は土日祝と平日(週2日程度、夕方以降)に大杉公園野球場(越谷市)で行っている。埼玉栄高校のキャプテンだった選手もコーチとして指導にあたっている。 

 現在選手は越谷トップガールズOGを中心に9人。今秋から「ヴィーナスリーグ・Uリーグ」に参加予定のため、広くメンバーを募っている。

●問い合わせ先/topgirls_baseball@yahoo.co.jp(大野) 


東京都の中学軟式クラブチーム「城南鵬翔クラブ」に女子部誕生(2012年4月13日)

 30年以上の歴史をもつ東京都大田区の中学軟式クラブチーム「城南鵬翔クラブ」に、昨年末、女子部が誕生した。

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 中学に行くと野球を続ける環境がないという子どもたちの声を受け、大田区の女子学童選抜チーム「城南フェアリーズ」の松良初恵監督が、同クラブに相談して実現した。現在部員は5人。城南フェアリーズOGはもちろん、中学で野球ができずに他の部活をやっていた子どもたちも、創部の知らせを受けて入部してきたという。

 監督の関栄一さん(城南鵬翔クラブ)の指導のもと、土日祝に多摩川緑地グラウンドで男子とは別に練習している。現在部員を募集中。通えるなら大田区以外の選手も入部を受け付けている。

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 まだ人数が足りないので男子に助っ人に入ってもらって大田区城南軟式野球連盟のリーグ戦に参加しているが、女子の数がそろったら女子単独で出場したいとか。また各種女子大会への参加も目指している。

 中学軟式クラブチームの女子部といえば東京都のウィングスジュニア(小平市)や三鷹クラブW(三鷹市)、大阪府の野田ファイターズレディース(大阪市)があるが、東京23区内のチームに女子部ができたのは初めて。グラウンドは京浜急行電鉄「六郷土手」駅に近いので、東京都だけでなく、神奈川県の選手も注目だ。

●連絡先/090-8032-6171(松良)


2013年4月、京都外大西高校に女子硬式野球部が誕生(2012年4月10日)

 甲子園の常連校、京都外大西高校(旧・京都西高校)が、来年4月、女子硬式野球部を創部することになった。これで京都には福知山成美高校、京都両洋高校とあわせ、三つの女子硬式野球部が並び立つことになる。

「元々男子校だったので女子用の部が少なく、ここ数年で陸上部、バレーボール部など、女子が活躍できる部を増やしてきました。女子硬式野球部はその第3弾です。女子生徒から野球がやりたいという要望があったのと、世の中のニーズを考え合わせて決定しました」 
 と石見憲治教頭。
 女子プロ野球チーム「京都アストドリームス」の本拠地である京都は、これから女子野球のメッカになると踏んでの決断でもあったという。

 とはいえ選手は全国から受け入れ、初年度から大会に参加することを目指している。学校に寮がないため、寮は民間に委託して用意する予定だ。

 監督には現在、男子の野球部長を務める真鍋知尚さんが就任。京都西高校時代にエースとして甲子園に2回出場し、母校の監督に就任後は3回チームを甲子園に連れて行っている。グラウンドはスクールバスで30~40分のところにある京都外国語大学の運動場を使用するそうだ。

●問い合わせ先/075-321-0712(石見憲治教頭)


至学館大学&高校の女子硬式野球チームの監督に、深澤美和さんが就任(2012年4月8日)

 中京女子大学で女子硬式野球部を立ち上げ、愛知大学野球連盟のリーグ戦に参加。卒業後、日本プロスポーツ専門学校を経て女子プロ野球選手になった深澤美和さんが、4月、母校の至学館大学女子硬式野球部の監督に就任した(中京女子大学は10年に至学館大学に校名変更した)。深澤さんは至学館高校女子硬式野球同好会の監督も兼任し、週4時間、高校の保健の授業も担当する。

「現役を続行することも考えていましたが、母校からお話をいただき、自分の今までの経験を生かせたらと思ってお引き受けしました」

 高校大学と硬式野球をする環境が整った至学館は、今後東海地方の女子硬式野球の柱になる可能性があり、その監督に様々な野球経験をもつ女性が就くのは頼もしい。
「現役を終えた今、野球がゴールではないと思っています。全力で野球をし、今を一生懸命生きることで、その先の長い人生に役立つ何かを学んでほしいと思っています」

 現在大学チームには約15人が在籍し、4月9日創部の高校チームは4人でスタートする。高校生は授業終了後、大学の硬式用グラウンドに移動して大学生と一緒に練習する。高校生のために大学の寮も1フロア確保しているそうだ。


沖縄の交流会「女子野球チャレンジ」結果報告(2012年4月7日)

 昨年から始まった沖縄県の女子交流会「女子野球チャレンジ」(主催/野球っ子応援会、実行委員会)が、今年も4月1日、北谷町の屋内運動場&ソフトボール場で開催された。

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 集まったのは沖縄本島や久米島など周辺の島々の小中高校生38人。試合だけでなく、球速やスイングスピードなどの測定を行って、女の子だけのイベントを思いっきり楽しんだ。
 

 参加者は希望すれば小中高校生クラブチーム「美ら(ちゅら)沖縄」に入団することができ、沖縄県代表として各種大会に出場できる。美ら沖縄は昨年に引き続き8月に熊本で行われる小中学生の九州大会に参加するだけでなく、今年は東京で行われる中高生の全国大会への出場も目指している。
 

 交流会の様子は美ら沖縄のサイトでチェック。動画もあるので沖縄の子どもたちのパワーあふれるプレーを見ることができる。

美ら沖縄 → http://cyura89.ti-da.net/e3972046.html


学童チーム「IBAなでしこ」がオーストラリアの学童大会で準優勝(2012年4月6日)

 3月26日~4月3日、IBA-boys(社団法人 少年軟式野球国際交流協会)が派遣した女子学童チーム「IBAなでしこ」が、「第7回全豪州メルボルン国際大会」で準優勝した。日本の女子チームが参加するのは第3回大会の「足立フレンズ」(東京都足立区選抜)に次いで2回目で、上位に入賞したのは今回が初めて。IBA-boysが派遣した男子チーム2チームも優勝と3位に輝き、みごと日本が123フィニッシュを飾った。

全国から集まった11人が参加

 今回参加したなでしこたちは「マドンナジュニア ベースボールクラブ愛媛」(愛媛県)、「越谷トップガールズ」(埼玉県)、「山武ホワイトスターズ」「勝田ラッキーハニーズ」「大網増穂クラブ」(いずれも千葉県)の5チーム11人。昨年行われたIBA-boysの2つの女子学童大会で優秀選手賞に輝いた面々で、全員が海外遠征は初めて。率いるのは東京都町田市の「町田レッドファイヤーズ」の桐畑育民監督。少年野球指導歴30年、海外遠征経験も豊富なベテランだ。

 試合はメルボルン市内の3つの球場に分かれて10試合行われ、うち7試合はオーストラリアのチーム、1試合は日本の男子チーム、2試合はビクトリア州代表の15歳以下の女子チームとの対戦になった。

 1試合目はシドニーのチームと対戦。出発前に練習ができず、各選手の特性を見ることができなかったため、桐畑監督はまずは息の合った渡辺亜梨沙-加藤実里の愛媛のバッテリーを起用。渡辺投手は持ち前のコントロールの良さを生かして丁寧なピッチングをしたが、その分ストライクを狙われて“クロマティみたいな体格の選手”にホームランを5本打たれ、2-9で大敗。

試合前にはオーストラリアチームとプレゼント交換

 いきなりオーストラリア男子のパワーに圧倒されたなでしこたちは意気消沈したが、その後、桐畑監督の内野強化策などによって試合を重ねるごとに強くなり、バッティングでは愛媛の二神奈緒選手が本塁打1、二塁打3の活躍。結果、初戦の1敗と日本の男子チームに引き分けたほかは全て勝利し、8勝1敗1分の見事な成績をおさめた。現地の人たちも「ビューティフル(素晴らしい)!」という賞賛の声を惜しみなく送ってくれたという。

「選手たちの学習能力が高かったことが勝因です。たとえば初めはボール球や高めの球にも手を出していたのですが、コントロールの良くない投手もいるんだから、ボールをよく見て胸から上のボールは振らないようにしよう、と言うとすぐに実行してくれました。技術的な指導もすぐに飲み込んで回を追うごとにミスが減り、子どもたちの素質の良さを感じました」と桐畑監督。

 選手は滞在中、2~3人に分かれて現地の家庭にホームステイ。カタコト英語に挑戦したりバーベキューを楽しんだり、動物園や南半球最大の屋外市場・ビクトリアマーケットに連れて行ってもらったりと、日本では味わえない貴重な体験をした。また日本人として恥ずかしくないようマナーにも気をつけるようになるなど、野球以外の面でも大きな成長を見せた遠征だった。
 

身長170㎝をこえる豪選手も

 ちなみに現地の15歳以下の女子との試合(同じチームと2試合)は急きょ組まれたもの。オーストラリアでは毎年4月初めのイースター休暇に成人女子の全豪大会が開かれているが、今年からその大会に15歳以下の部が新設されたため、ビクトリア州代表チームが「IBAなでしこ」の胸を借りたのだ。「試合は3-8、2-9で日本に負けましたが、日本の試合を真剣に見学するなど、野球がうまくなりたいという熱意を感じました」(桐畑監督)。

 成人の部はワールドカップのオーストラリア代表選手の選考会を兼ねた重要な大会。以前「履正社レクトヴィーナス」の橘田恵監督、「侍」の中島梨紗選手などがビクトリア州代表に選ばれて参加したことがある。今夏のワールドカップを占う意味で、興味のある人は大会ホームページをのぞいてみてはいかがだろう。(IBAなでしこが参加した大会ではありません)

大会URL → http://www.womens.baseball.com.au/


慶應義塾大学野球部に駒沢学園女子高校OGの川崎彩乃選手が入部(2012年4月4日)

 2010年、高校生の夏の全国大会で優勝した駒沢学園女子高校。その優勝投手だった川崎彩乃選手が、今春、慶應義塾大学に入学し、体育会野球部(硬式野球部)に選手登録された。同チームは塾生であれば男女を問わず入部できるため、川崎選手は通常の手続きどおり春休みに練習生として練習に参加したのち、正式に入部を許された。

 駒沢学園女子高校の蘇武秀子監督は「とても真面目な人柄で努力家。試合のスコアブックを全部コピーするほど研究熱心な選手でした」と言う。特進クラスに籍を置き、卒業するときは、勉強、生活、クラブ活動、全ての面で模範となった生徒に与えられる「東京都知事表彰」も受賞。まさに文武両道の選手だったという。

 大学で男子と一緒に硬式野球をする女子選手といえば、95年の東京六大学春季リーグに登板した明治大学のジョディ・ハーラー選手、01年に投手対決で話題になった明治大学の小林千紘選手(神村学園OG。99年、高校の全国大会春夏連覇時の優勝投手)と、東京大学の竹本恵選手が有名だが、あまり知られていないだけで、ほかにも何人もいる。最近では、現在第11期女子野球日本代表候補にあがっている山崎まり選手が筑波大学硬式野球部に所属していた。

 慶應の体育会野球部の門をたたいた女子選手は川崎選手が初めてだというが、チームは女子選手の挑戦をどのように受け止めているのだろうか。岡浩太郎部長は、
「慶應義塾体育会野球部は強いチームであること、六大学リーグ戦で勝つことを強く求められており、また多くのファンが慶應が勝利することを期待して試合に足を運んでくださいます。川崎さんには力を付け、チームに貢献してもらえることを他の選手と同様に強く期待しています。リーグ戦で投げるチャンスがあるかは本人の仕上がり次第だと思います」
 とコメントを寄せてくれた。

 努力を重ね、念願のチームに入部した川崎選手。その登板の日を静かに待ちたいと思う。


新潟県の開志学園高校女子硬式野球部の監督が決定!(2012年4月2日)

 北陸初の女子硬式チームとして地元の期待を一身に集める開志学園高校女子硬式野球部。その監督に、冨岡雄太さん(25歳)が就任することになった。

 冨岡監督は新潟市出身の日本文理高校OB。2004年の第86回夏の甲子園大会に五番ライトとして出場した。その後、仕事をしながら神奈川県の高校チームの指導にあたり、帰郷後は母校の指導の手伝いも。09年に同校が甲子園で準優勝したときにも指導にあたっていたという。

 誘われて女子軟式クラブチーム「NLライズ」のコーチになったのは1年半前。
「女子はレベルが低いんじゃないかと思っていたんですが、グラウンドに行ったら『女子でもこんなにできるのか』とびっくりしました。女子は野球をする場がないから選手はみんな一生懸命。真剣に学ぶ姿にこちらも指導が面白くなって、すっかりのめりこんでしまいました」
 

 開志学園高校から監督就任のオファーが来たとき、「正直、僕でいいのかなと思いました。でもそんなふうに言っていただけることなんて人生でそうありませんから、やるだけやってみようとお引き受けしました」

 今年の大会にはまだ人数不足で参加できないが、来年には各種硬式大会に参加したいと熱く語ってくれた。若く意欲あふれる監督が作るフレッシュなチームに期待したい。
 


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