女子野球情報 

12年5月

関西女子硬式野球選手権大会で福知山成美高校が優勝(2012年5月29日)

 5月26~27日、京都府福知山市で「第3回関西女子硬式野球選手権大会」が開かれた。2010年の第1回大会は岡山県のチームを招いて4チームでスタートしたこの大会も、今年は初めて関西のチームばかり8チームを集めて開催できることになった。なかでも創部されたばかりの京都両洋高校、履正社レクトヴィーナス、女子プロ野球ユース(ピュアエンジェル)はこの大会が初の公式戦とあって、その戦いぶりにも注目が集まった。

福知山成美高校のエース・川口琴選手(写真提供/女子プロ野球ユース)

 決勝は履正社レクトヴィーナスを11-0、女子プロ野球ユースを5-2で下した福知山成美高校と、丹波ガールズを18-0、京都両洋高校を3-1で下した大阪体育大学の対戦となった。

 1回の裏、福知山成美は制球に苦しむ相手投手を攻め、四球で出たランナーが果敢に走ると、それをヒットでホームに返すなど、打者一巡の猛攻で一気に5点を先取。2回にも1点を追加した福知山成美は、3回の裏、ヒット4本を放ってだめ押しの3点を奪取。大阪体育大学は福知山成美の川口、木下、古谷の継投の前にヒット2本に終わり、9-0で福知山成美高校が優勝し、大会2連覇を成し遂げた。

「このところ大事なところで打てないことが多かったので、集中して打撃練習をしてきました。その結果、どの試合も選手がよく打ってくれたと思います。また1年生をふくむ投手陣がしっかり投げてくれたので、投打のバランスのとれた良い戦いができました」と長野恵利子監督は今大会を振り返った。

3位に入った女子プロ野球ユース(写真提供/女子プロ野球ユース)

 3位決定戦は全員1年生の京都両洋高校と中学生が主体の女子プロ野球ユースの対決に。序盤から点の取り合いになったが、6回の裏、女子プロ野球ユースが3点を奪ったことが決め手となり、女子プロ野球ユースが15-10で競り勝った。

 08年までは丹波ガールズと大阪BLESSの2チームしかなかった関西の女子硬式野球界だが、4年後の今年は高校チーム2、専門学校チーム1、大学チーム2、クラブチーム2、中学硬式チーム2と、あわせて9チームがひしめく日本でも有数の女子硬式野球のホットエリアに成長した。来年は京都外大西高校が女子硬式野球部を創部予定なので、硬式野球環境はさらに充実するだろう。
 
「これからは関西からも女子硬式野球を盛り上げていきたい」という長野監督の言葉に期待したい。
見事優勝した福知山成美高校(右)と、準優勝の大阪体育大学(左)(写真提供/女子プロ野球ユース


「茨城クイーン」がクラブチームに。現在選手大募集中!(2012年5月28日)

 06年に創部し、IBA-boysの学童大会や、今はなくなってしまった千葉県少女大会で抜群の強さを見せて優勝を重ねた学童選抜チーム「茨城クイーン」がクラブチーム化することになった。ここ数年人数不足で大会参加ができなかったが、野球経験豊富な指導者が厳しくも愛情をもって育てるなど、その強さは納得のチームだっただけに、今回のクラブチーム化はうれしい決断だ。

09年のIBA-boysの学童大会にて

「選抜チーム時代は少子化もあって少年野球の指導者がなかなか選手を女子大会に出してくれず、苦労をしてきましたが、これからはクラブチームとして本腰を入れて女子の育成に努めたいと思っています。今までも、そしてこれからも女の子に優勝の二文字を味わってもらうために努力をしていきます」と幕内美孝代表。できることなら中学部も作り、小中の長いスパンで選手を育てていきたいそうだ。

 通ってこれるならどこからでも選手を受け入れるそうなので、ぜひ問い合わせてみてほしい。

●問い合わせ先/090-1116-6427(幕内)


新潟市で女子野球交流会開催。参加者募集中(2012年5月24日)

 新潟の女子野球交流会というと「BBガールズフレンドシップマッチ」がよく知られているが、もう一つ、09年から行われているのがこの交流会。
 毎年埼玉栄高校、女子硬式クラブチーム「侍」のメンバーが手弁当で埼玉から新潟に遠征し、午前中は2チームによるエキシビションマッチ、午後はメンバーと子どもたちの合同練習会という2部構成で行われてきた。

 今年もBBガールズ普及委員会の依頼に「侍」と、同じく埼玉県の女子硬式クラブチーム「新波」が快く応じて交流会が開催できることになった。
 迫力の試合が間近で見られ、メンバーから直接指導も受けられるだけに、近くにお住まいの方はこの機会をお見逃しなく。

主催/BBガールズ普及委員会
日時/7月1日(日)9時~16時(予定)
場所/開志学園高校グラウンド(新潟市江南区亀田下早通2-7)
日程/午前…「侍」vs「新波」のエキシビジョンマッチ
   午後…合同練習会(軟式球)
参加資格/小学4年生~中学3年生
参加費/500円
申し込み先/baseballgirls@gmail.com
      ①氏名 ②所属チーム ③学年 ④電話番号 ⑤連絡用メールアドレス を記入のこと

ポスターはこちら → 


近畿の女子学童大会に「オール奈良」が初参戦 (2012年5月15日)

 8月25~26日に行われる「近畿少年軟式野球大会 女子学童交流大会」に参加するため、奈良県軟式野球連盟が県内初の女子学童チーム「オール奈良」を結成した。
「この大会ができたときからなんとか奈良県も参加したいと思っていたところ、このたび橿原支部が動いてくれるというので快諾しました」と大畑清重理事長。

 中心になって動いたのは橿原市軟式少年野球連合会の松山俊夫事務局長で、「県内の17支部に声をかけ、返事をくれた五条支部、桜井支部に、橿原支部を加えた3支部17人(3~6年生)でチームを作りました。5月5日に顔合わせをして初練習もすんでいます。今後は練習試合をふくめ、月1、2回のペースで練習をしていく予定です」と言う。

 奈良県の少年野球チームには女子選手がけっこういるが、中学になると女子が入部できない野球部がまだあり、ましてや女子が野球を続けられる高校はほとんどない。そのため他県の女子硬式野球部に入る選手もいる。
 しかし梅本由紀(大阪ブレイビーハニーズ)、松本育代(京都アストドリームス)、宮原臣佳(京都アストドリームス)の3人の女子プロ野球選手を出した土地だけあって、「オール奈良」の誕生を喜ぶ人は多く、「何もかも初めてで手探り状態ですが、来年につながる活動をしたいと思っています」と言う松山事務局長の声は明るい。

 チームは大会が終了すると解散するが、まずは奈良県に女子学童チームができたことを喜びたい。ちなみに同大会はあと兵庫県が参加すれば近畿6府県(大阪、京都、滋賀、和歌山、奈良、兵庫)すべての参加が実現するので、兵庫県軟連のみなさんには、ぜひ参加を検討してほしい。

●問い合わせ先/奈良県軟式野球連盟


山梨県に初の一般軟式クラブチーム「甲斐桃姫」誕生!(2012年5月12日)

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 大学に通いながら東京の企業チーム「アサヒトラスト」(硬式)でプレーしていた渡邉絵里那選手が、卒業後、山梨県笛吹市に帰郷して一般軟式クラブチーム「甲斐桃姫」を立ち上げた。昨年10月のことだ。

「本当は硬式チームを作りたかったんですが、グラウンドがないので諦めました。昨年7月から選手集めを始めたんですが、山梨県はまだ女子野球に対する関心が薄いため、全然集まらなくて…。でもバッティングセンターのおじさんが女子選手に声をかけてくださったり、ミクシーで呼びかけるなどした結果、野球が大好きなメンバーが集まりました」

 現在中学1年生から35歳まで、15人の選手が在籍している。なかには昨年のNPBカップ 関東女子交流大会優勝メンバーもいるという。

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 監督は絵里那さんの父・博之さんが務め、土日祝に、主に大塚小学校(西八代郡市川三郷町)で練習している。今後は全日本女子軟式野球連盟の大会に参加していく予定だ。

「通ってこれるなら未経験の方でも歓迎します。私たちと一緒に野球をしませんか?」

●問い合わせ先/090-2557-1396(渡邉絵里那)


強豪チームが参加する「碧南大会」で大阪ワイルドキャッツが優勝(2012年5月5日)

MVPをとった大阪ワイルドキャッツの先発、杉本投手

 昨年の地方大会や全国大会の優勝、準優勝チームだけが参加できる「第7回全国女子軟式野球選抜交流 碧南大会」が、5月3~4日、愛知県碧南市で行われた。

 参加チームは札幌シェールズ(北海道女子軟式野球連盟)、千葉マリンスターズ、町田スパークラーズ(共に関東女子軟式野球連盟)、愛知アドバンス、セカンドラスター(共に東海女子軟式野球連盟)、大阪ワイルドキャッツ、ヴィッキーズ(共に関西女子野球連盟)、日本体育大学(全日本大学女子野球連盟)の8チームだ。

 決勝は札幌シェールズを3-1、千葉マリンスターズを3-1で下した大阪ワイルドキャッツと、町田スパークラーズを10-3、ヴィッキーズを10-0で下した日本体育大学の対戦となった。

敢闘賞受賞の日体大の先発、横山選手

 1回の表、キャッツは相手投手の四球、ボーク、ワイルドピッチなどでラッキーな先制点をあげると、3回裏、日体大は2死ランナー二塁の場面で二番・武井未来がセンターへ二塁打を放って同点とする。5回の表、キャッツは1死ランナー二塁の場面で九番・杉本冴映、一番・青木光里が連打し、2点を追加して勝ち越し。6回の裏、日体大は四番・杉本遥が相手内野手のエラーで出塁すると、五番・小池真理が四球を選び、1死一、二塁のチャンス。続く六番・坪井瑞穂のゴロをキャッツの田中秀美投手がサードへ送球し、杉本をタッチアウトにするが、七番・横山さくらのサードゴロをキャッツの内野手がエラーする間に小池がホームを陥れて1点奪取。

5回表、青木のタイムリーによって2点目を入れる大阪ワイルドキャッツの角田華子左翼手

 しかし反撃もここまで。大阪ワイルドキャッツが接戦をものにして3-2で優勝した。 

 最優秀選手賞は走攻守に活躍した大阪ワイルドキャッツの高校1年生、杉本冴映投手が、優秀選手賞は同チームの同じく高校1年生の青木光里遊撃手が、敢闘賞は日本体育大学2年生の横山さくら投手が受賞した。

 今大会の勝因を大阪ワイルドキャッツの八木久仁子監督は、「杉本、青木に代表される若手の成長と、その活躍を支える先輩たちとの固い絆に尽きます」と言う。

 今大会、同チームは登録選手18人の中に中学生7人、高校生3人を入れてきた。決勝では5人の中高生をスタメンで起用(1、2、5、6、9)するという大胆さ。確かに経験不足や技術的な未熟さからくるエラーもあったが、「野球は考えるスポーツですから、その力を養うために野球だけでなく勉強もしっかりやらせています。今回の経験を彼女たちは必ず生かしてくれると思います」と八木監督は胸を張った。

感動の胴上げ  毎年訪れる熱心な地元ファンも多い


「女子軟式野球春季関東大会・中高生の部」で村田女子高校が優勝(2012年5月1日)

 強い村田女子高校が帰ってきた。
 同校は05~09年まで全女連の高校生の全国大会5連覇の実績をもつが、10年に高校日本一の座を横浜隼人高校に奪われ、11年に同大会が中高生の全国大会になると、2回戦で富山県の中学生チームにサヨナラ負けを喫するなど、精彩に欠ける状態が続いてきた。

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 しかし4月28~30日に行われたこの第25回中高生の春の関東大会(13チームが参加)では、1回戦で埼玉スーパースターズF(中学)を1-0、2回戦で宮城ドリームガールズ(中学)を17-0、準決勝で横浜隼人中学、高校を3-1で下して決勝に進出した。

 もう一つの決勝進出チームはオリオールズレディース中学部。10年から11年にかけて中学生の秋の関東大会やKボールの北多摩大会で準優勝や優勝を重ねてきたチームだ。今大会はエース・渡辺友莉乃を中心に、1回戦で早稲田実業中学、高校を12-2、2回戦でオール京急港南女子Aチーム(中学)を1-0、準決勝で三鷹クラブW・Bチーム(中学)を4-0で破って勝ち上がってきた。

 高校生対中学生という図式になった決勝戦。
 2回裏、村田はヒットと死球で1死満塁とすると、一番・中嶋美幸、四番・佐々木さやかのタイムリーヒットなどで一気に4点を奪取。3回表、オリオールズは八番・藤原奈美が四球を選び、敵失に乗じて1点を返すが、その裏、村田はヒットと四死球でためたランナーを連打で効率よく返し、3点を追加。村田は5回裏にも1点を追加し、結局8-1のコールド勝ちで優勝した。

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「中学生のレベルが高いのは知っていましたから、気をゆるめずに臨みました。成田夕陽、武澤志帆の2人の投手が要所要所でしっかり抑え、その中でみんながよく打ってくれたのが今大会の勝因です」と村田女子高校の丸山智和監督。
 
 今回の大会には東京都府中市のピンクパンサーズ、千葉マリンスターズヤング、埼玉スーパースターズFの3チームが新たに参戦し、大会を活気づけたことも書き添えておこう。


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