女子野球情報 

15年11月

中国地方初の硬式大会、盛況のうちに閉幕(2015年11月29日)

 広島県のMSH医療専門学校が中国地方初となる硬式大会「第1回西日本女子硬式野球大会」(11月21~23日)を開催し、関西から九州までの20球団23チームが参加して熱戦を繰り広げた。

女子プロ野球1期生仲間の小久保志乃選手(左)も応援に。右は野々村監督

 同校女子硬式野球部の監督は女子プロ野球1期生で、三原市出身の野々村聡子さん。13年4月に監督に就任した直後から「いつかは広島で硬式の大会を開きたい」と思い続けてきたという。「理由は単純です。もっとたくさん試合がしたかったからです」。

 中国地方にはMSH医療専門学校と岡山県の倉敷ピーチジャックスレディース、環太平洋大学、山口県の山口きらら防府ベースボールクラブの4つがあるだけ。お互いに距離が遠くて簡単に練習試合もできない状態だ。
 
「チームを強化するためにもっと試合を」という思いは同校の豊田直樹理事長も抱いていたといい、どちらからともなく「広島で大会をしましょう」という話になったのだという。

 それにしてもこれほどチームが集まったのには訳がある。
 まず毎年松山で開かれている全国大会が今年から参加条件を厳しくし、希望しても出場できないチームが出てきたこと。この大会を活動の目標にしていたチームが多かっただけに、西日本大会が新たな目標として歓迎されたのだ。また時期的に他の大会とほとんど重ならないので参加しやすかったこともあるだろう。
 
 さらに中国地方を盛り上げようと考える人々が多かったことも理由の一つだ。実際に「あの辺は大会がないからいいですね」「行きますよ」と喜んで参加するチームが多かったという。野々村監督がプロ入り前に在籍した硬式クラブ「大阪BLESS」の先輩だった長野恵利子監督(福知山成美高校)、上田玲監督(京都両洋高校)も、野々村監督たちの挑戦を応援してくれたという。

 こうして予想を上回る23チームがエントリー。2つだったグラウンドを3つにし、グラウンド整備は同校男子野球部員が担当。野々村監督も試合の采配に運営にと走り回り、豊田理事長も運営に携わるなど、まさに学校を挙げての大会となった。

 決勝に進んだのは福知山成美高校Aと神村学園高等部。共に好投手を擁し、試合はこう着状態となったが、5回、福知山成美の五番打者が三塁打で出塁。これを八番打者が適時二塁打で返して決勝点を挙げ、1-0で優勝した。3位はMSH医療専門学校と大阪体育大学B。
 敗者によるトーナメントも行われ、全チームが最低でも2試合を楽しんだ。

●トーナメント表 → 

●敗者戦のトーナメント表 → 

福知山成美高校、神村学園、MSH医療専門学校のみなさん

※写真提供/MSH医療専門学校


神奈川県野球連盟が中学生の全国大会に向け、代表チーム作りに着手(2015年11月17日)

 来夏開催予定の女子中学生の全国大会(全日本軟式野球連盟主催)に出場しようと、各地で様々な動きが起きている。

 神奈川県でもこのほど県野球連盟中体連支部が中心になって、中学野球部員を主な対象とする代表チーム作りが始まった。チーム名は「神奈川やまゆりクラブ」。

 それにしてもなぜ野球部員が中心なのか、軟式のクラブチームは全国大会に出場できないのかと県野球連盟にうかがうと、
「今神奈川県には軟式の中学生クラブがなく、少年野球をあがった子どもたちの多くは中学野球部に入るか他の競技に流れてしまっています。そのため現状では中学野球部員を中心に代表チームの編成をすることにしました。幸い横浜市で中体連チーム(横浜クラブ)を作っている先生方のご協力が得られたのでチーム作りをお願いしました」
 とのこと。

 早速どんなチームか紹介しよう。

●形態/連盟が作るクラブチーム
 中心になって運営する神奈川県野球連盟中体連支部は県野球連盟に加盟する中学校チームを束ねる組織。しかし中体連(中学校体育連盟)の活動とは連動せず、あくまでも「県野球連盟の下部組織で、役員は志のある中学校教員が務める」のだという。そのためチームの形態は中体連チームではなく、連盟が作る中学生クラブということになる。
●活動予定/月1~2回、通年活動。春の女子中学生の関東大会や夏の全国大会出場を目指す。
●指導者/中学校の教員を予定。現在「横浜クラブ」代表の坂脇寛人先生が中心になってチーム作りを進めている。坂脇先生は県野球連盟中体連支部の役員であり、県中体連軟式野球専門部長でもある。
●募集対象/神奈川県の中学野球部に所属する選手及び他の競技をしている選手、部活動自体をしていない生徒。野球部員以外にも門戸を開いているのは、中体連のチームではなく連盟のチームであるからだ。

 実は一般的に全軟連の大会に中体連に所属する野球部員が出場するのはそんなに簡単なことではない。二重登録の問題や手続きなどの面で乗り越えなければならない課題があるからだ。学校行事や部活との兼ね合いもあるから学校の先生方の理解も欠かせない。
 その点、野球部員に参加の道を開こうと先に立って連盟や学校と話し合いを進めてくれる先生方がいる神奈川県は幸せな土地といえる。
 
 今後県内に軟式の女子中学生クラブができたら県予選を行うのかという問題については、県野球連盟からはっきりとした返事はもらえなかったが、まずは連盟と先生方がコラボした神奈川県の動きに注目したい。

●詳しくは以下をご覧いただきたい。きっと県野球連盟と先生方の熱意が伝わるはずだ。
 「神奈川やまゆりクラブ」パンフレット

●坂脇先生と横浜クラブについては以下をクリック!
 「特集/始まった新しい試み① 教員チームの活躍


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