女子野球情報 

16年5月

NPBガールズトーナメント・長野県代表選手を大募集!(2016年5月24日)

 今年初めてNPBガールズトーナメント(小学生の全国大会)にエントリーした長野県が、出場選手を大募集中だ。

 長野県の場合、県軟連がチームを編成するのではなく、有志がチームを作って連盟の推薦を受けるかたちで出場することになっているが、会期が県内の主要大会と重なるためか、5月24日現在、希望者がまだ2人しか集まっていない。

 このままでは全国大会の参加を断念しなくてはならないため、県軟連の許可をとったうえで当サイトで選手募集の記事を掲載することになった。

 県軟連に「チームを作って全国大会に出場したい」と相談したのは、塩尻市の野球塾「NTBベースボールアカデミー」を経営する榊原勇さんだ。

「うちの塾生が小学6年生のとき、第2回NPBガールズトーナメント(14年)を見に行って、『私も参加したかった』と言ったことがきっかけでした。またうちの塾には画像や動画を送ってもらって指導をする通信性のアカデミーもあるのですが、そのシステムを利用していた栃木県の6年生が、同じ年の栃木スーパーガールズ(栃木県代表)のメンバーに選ばれたんです。
 そういう経緯があり、また、今うちの塾にいる2人の5年生が『ぜひ出場したい』と言うので、連盟に相談し、了承を得ました」

 しかし榊原さんが長野県代表選手を募集していることがなかなか県内に伝わらず、苦戦中だ。

 もしこの記事を読んで「出場したい!」と思う選手、「出場させたい」と望む保護者がいたら、大至急榊原さんに連絡してほしい。大会が迫ってきているので、今が最後のチャンスだ。 

●募集する学年/5、6年生。ふだん試合に出られない選手でも大歓迎!
●問い合わせ先/090-1868-8245(榊原)
●練習場所/塩尻市周辺
●参考URLhttp://ntb.sakura.ne.jp/(NTBベースボールアカデミー)


硬式クラブ「ASCA」が企業とコラボ。社会人選手募集中(2016年5月20日)

若い選手がとても多いチームだ

 NPO法人、愛知スポーツコミュニティが運営する女子硬式野球クラブ「ASCA(アスカ)」(愛知県瀬戸市)が、このたび大阪府の医療福祉関係の人材派遣会社「㈱ヒューマンドリーム」と連携して人材を育成することになり、社会人選手を募集している。

 実はヒューマンドリームは「大阪ホークスドリーム女子硬式野球部」を運営する会社。しかしASCAもホークスドリームも選手の出入りが激しく、9人ギリギリでの活動が続いてきた。

 そこで同じ事情を抱えるチーム同士、ホークスドリームができた2年前から合同練習をしたり、昨年はホークスドリームの選手がASCAの選手として試合に出たりしてきた。

 そうした交流のなか、長くチームで活躍してもらえる選手を獲得しようと、「働きながら野球を続けられる環境を作りたい」とASCAの辻慶人代表兼監督がホークスドリームの川戸康嗣社長に相談。
 元々企業チームを運営する川戸社長のこと、その気持ちに共感して2人で話し合いを重ね、ヒューマンドリームの愛知出張所を愛知ベースボールプレイス(ASCAが本拠地とする野球施設)の中に開所して、社員兼選手を募ることになった。
 簡単にいえばヒューマンドリームの社員として仕事をし、ASCAのメンバーとして野球をする、ということだ。

 現在ASCAはNTT東海で活躍した辻さんの指導の下、中学生4人、高校生1人、大学生3人、社会人3人の、計11人で活動中。若くて元気のいいチームだ。興味のある人はぜひ問い合わせてほしい。もちろん社会人以外の選手も募集中だ。

 余談ながら最近同じように企業とスポーツクラブが連携して「働きながら野球を続けられる環境を作ろう」という動きが出てきているが、企業チームとは違う女子野球の新しいかたちとして注目される。

●問い合わせ先/0561-83-8901(愛知ベースボールプレイス)
●参考URL/ASCAホームページ

※写真提供/ASCA


道産子の夢実現。来年4月、札幌の高校に女子硬式野球部誕生!(2016年5月10日)

 北海道の札幌新陽(さっぽろしんよう)高校(1958年設立)に来春、女子硬式野球部が誕生することになった。監督には12年から15年まで京都両洋高校女子硬式野球部を指導した石井宏氏(52歳)が就任する。今まで栃木県の作新学院が最北の高校チームだったから、北海道東北初の高校女子硬式野球部ということになり、これを機に北日本の高校女子野球に火がつくと期待する人も多い。

札幌新陽高校

 同校は今年、新校長に荒井優(ゆたか)氏を迎えて学校改革に乗り出しており、その流れの中での女子硬式野球部の創部だが、野球部の体制の話の前に、まずは創部に至るまでのいきさつからご紹介しよう。

 北海道は関東、関西と並ぶ女子軟式野球のメッカで、現在は北海道女子軟式野球連盟(全女連傘下)に加盟する7チームが活発に活動し、毎年子どもたちの野球教室も開催して底辺拡大に努めている。

 対して女子硬式野球チームは軟式クラブ「札幌シェールズ」出身で日本代表経験者の金(こん)由起子選手らが作った「ホーネッツ・レディース」(04年創部)ただ一つ。同チームからは志村亜貴子、山崎まりといった日本代表や女子プロ野球選手も出ているが、あとに続く硬式野球チームができず、12年にわたって孤軍奮闘してきた。
 監督の高橋一彦氏は「一緒に活動する仲間として、北海道の女子野球を盛り上げるものとして高校女子硬式野球部がほしい」と6年前から道内の高校を回って創部を打診してきたが、「どこもまったく興味を示してくれませんでした」(高橋監督)。

 それでも諦めず、知人に「どこか検討してくれる学校はないでしょうか」と相談すると、今年2月、新校長が就任したばかりの札幌新陽高校を紹介され、その荒井校長が興味を示したのである。

 荒井校長は札幌市出身の41歳。札幌新陽高校創設者の孫に当たり、教員経験はないが、前校長が体調不良で退くことから就任を打診され、2月に着任した。前職はソフトバンクの社員という異色の経歴。詳しくは同校のホームページをご覧いただくとして、東日本大震災を機にソフトバンクおよび孫正義社長が行う復興支援活動の責任者となり、福島県双葉郡の「県立ふたば未来学園高校」の開校に唯一の民間人として尽力した。

 その経験を通して思ったのは「我々大人が後世に残すべきものはお金や建物ではなく、人だ」ということだったという。
「私が被災地で見たのは人のために役に立とうとし、自分に何ができるか考え、行動する子どもたちでした。そして子どもたちの目を開かせ、成長させたものの一つに、志をもって本気でがんばる大人たちとの交流があった。そこで私は『本気でがんばる』ことと『本気でがんばっている大人と交流させる』ことを本校の目標にしたのです」

ニッセンレングラウンド

 その荒井校長の目に、女子硬式野球部のプレゼンに来た高橋監督は非常に魅力的に映ったという。そして高橋監督の本気度と、その後ろにある女子硬式野球という豊かな世界に心打たれ、「日本代表を目指して本気で努力する人たちと接する機会ができるのは、選手のためにも学校のためにもなる」と、創部を決めたのである。

 気になる環境だが、女子専用グラウンドはないが、平日は学校からバスで20分の所にあるニッセンレングラウンド(学校が契約している民間のグラウンド)と、4月29日に竣工成った札幌スタジアムを男子野球部と日程調整して使用する予定。土日は対外試合を中心に行うという。

 札幌は11月から4月ごろまで戸外で練習するのは難しい土地だが、北海道ならではのトレーニングなど、冬期練習のノウハウは心得ているので、道外からも安心して進学してほしいという。学校寮は無いが、石井監督も一緒に生活し、指導できる住まいを用意するそうだ。女性スタッフも採用予定で、特待生制度も設けている。

 13年に小学生の全国大会「NPBガールズトーナメント」ができて以来、道内には4つの女子学童選抜(15年)が生まれ、今年は夏の女子中学生の全国大会を目指して2つも中学生チームが誕生した北海道。その子どもたちの受け皿としてどこまで魅力的なチーム作りができるか。荒井校長や石井監督、そして高橋監督をはじめとするホーネッツ・レディースの皆さんの「本気度」に注目だ。

ズームイン!

画像の説明

北海道期待の監督、石井宏先生

 北海道帯広市出身の元プロ野球選手(阪急ブレーブスなど)で、12年から昨年までの4年間、京都両洋高校女子硬式野球部の監督やコーチを務めた。家庭の事情で今年3月初めに帰郷したところ、札幌新陽高校の話を聞き、ホーネッツ・レディースの高橋監督の推薦を受けて同校保健体育の教員として入職した。
 
 北海道日本大学高校(現北海道栄高校)時代にドラフト指名を蹴り、教員免許をとるために日本大学に進学。卒業後にプロ入りし、引退後に高校野球指導者のオファーを受けるも、当時存在した「(アマチュアの指導は)10年間の教職を経て許可される」というプロアマ規定に阻まれて断念。20年間一般企業に勤めながら少年野球や中学硬式野球リーグの指導をし、11年に京都両洋高校に奉職して12年に女子硬式野球部の初代監督になったという苦労人だ。
 現在女子プロ野球で活躍している吉田奈津、高塚南海、第7回女子野球W杯代表候補の小島也弥、田口真奈(ともに環太平洋大学)は石井監督の教え子である。
 
「女子には男子にはない真面目さがあり、志も高いですね。特に京都両洋高校の選手は野球をやらせてくれている両親への感謝の気持ちから、文武両道でがんばる選手が多かった。プロや日本代表を目指して練習に励み、勉強も一生懸命がんばる選手たちの姿に、その夢をかなえてやりたいと思ったものでした。
 札幌新陽高校でも3年間で野球ができた喜びを味わってほしいと思っています。プロか日本代表か大学か、目指す進路に合った指導をしていきたいと思っています」

●問い合わせ先/011-821-6161(札幌新陽高校 担当・石井宏)
●参考URLhttp://www.sapporoshinyo-h.ed.jp/(札幌新陽高校)
●北海道女子野球の歴史/殿堂入りデータ「北海道初の女子チーム『北海ベアーズ(女子部)』の記録」
シリーズ指導者たち「札幌シェールズ 竹中揚子」

※写真提供/札幌新陽高校


目指せ全国大会! 東北の新中学生チーム(軟式)情報(2016年5月1日)

 7月から開催される全日本軟式野球連盟主催の全国大会「全日本中学女子軟式野球大会」に参加することを目標に、全国で女子中学生チームの創部が相次いでいる。通年活動するクラブチームもあれば、大会参加のためだけの短期チームもあるが、そのうちの東北にできた新チームの情報をお届けしよう。

画像の説明

青森県
「青森ゴールデンボンバーズシニア」(仮)

 小学生の全国大会「NPBガールズトーナメント」に参加した「青森ゴールデンボンバーズ」の選手たちを中心に、3月に結成されたチーム。保護者たちの強い要望で、同チームの種市(たねいち)広行監督が動いた。
 青森県の中学野球部は女子の入部を認めないところが多いため、県内の中学生選手は20人と少ないが、弘前市、八戸市、陸奥市、三戸郡などから集まった1年生5人、2年生5人、3年生3人の計13人が練習をしている。
「中学野球部と兼部している子もいるので、本格的に練習できるのは6月の中学校の大会が終わってからでしょうね。正直いってまだ始まったばかりなので実力は未知数です。でもNPBガールズトーナメントで活躍した選手もいるので、中学生の全国大会でもがんばりたいですね」(種市監督)
 大会後の活動は未定だというが、チームはこの夏、青森県代表として一緒に戦ってくれるメンバーを大募集中だ。希望者は種市監督(090-7074-9039)まで。

岩手県 「インフィニティ」

 全国大会に出場した「イーハトーブ岩手~i-GIRLS」の保護者たちが熱心に動いて今年1月に発足したクラブチーム。12年創部の中学生クラブ「岩手絆Venus」に続く県内2つ目のクラブチームだ。
 運営の主体は保護者たちで、監督は岩手絆Venusの初代監督だった及川信行さんが務める。メンバーのほとんどはNPBガールズトーナメント出場選手で、今のところ2年生13人、3年生1人が、中学野球部と兼部することなく女子野球一筋でがんばっている。練習は毎週日曜日、盛岡市近郊のグラウンドで行っている。
 県野球協会は現在のところ岩手絆Venusとインフィニティで予選を行い、勝ったほうを全国大会に推薦する予定だ。
 チームでは随時メンバーを募集しているので、女子だけで野球をしたい人は、及川監督(090-4635-2107)まで連絡を。

宮城県 「宮城デイジーズ」

1年生主体の若いチームだ

 4月16日に発足したばかりの、宮城県で2つ目のクラブチーム。まだメンバーは10人と少ないが、うち7人が昨年のNPBガールズトーナメントでベスト4に輝いた「オール宮城ブルーリボン」のメンバーで、エースだった鈴木美咲選手も在籍。監督はブルーリボンのコーチでもある浅野和弘さんが務める。
 練習は鷹来の森運動公園グラウンド(東松島市)をメイングラウンドに、土日祝、行っている。

「常笑軍団がキャッチフレーズの、仲良く楽しいチームです。ぜひ一緒に野球をしましょう」(浅野監督)
 今後全日本女子軟式野球連盟に加盟して、各種女子大会に参加予定。入部希望者は以下まで電話を。
090-1066-6090(親の会会長・渥美)
チームURL…https://sites.google.com/site/miyagidaisys/home

 気になる全軟連の全国大会宮城県代表だが、09年から活動している「宮城ドリームガールズ」とどちらが出場権を得るのかは、現在のところ未定である。

■秋田県、山形県、福島県の女子中学生チーム情報

秋田県/毎年秋以降活動する選抜チーム「秋田エスポワールガールズ」中学部がある。しかし中学生の全国大会は会期が大会繁忙期の夏であることから、小学生同様出場できないとのこと。今後もしばらくは小中とも全国大会で秋田県の女子選手の姿を見ることはできなさそうだ。
山形県/県内に小学生チームが複数あり、毎年小学生の全国大会にも参加しているが、今年は中学生チームを編成することができなかった。しかし「来年は参加します」(県軟連)とのこと。
福島県/15年創部のクラブチーム「福島ピーチガールズ」が全日本女子軟式野球連盟の大会に出場している。全軟連の全国大会には同チームのメンバーをふくむ県選抜チームで出場する。

※写真提供/宮城デイジーズ


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