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ガールズ2014

NPBガールズトーナメント出場36チームを一挙紹介!

※記事は大会前に取材したもの、写真は開会式のときに撮ったものです

説明

 第1回大会よりも6県増え、35都道府県36チームが参加する女子学童の全国大会。今年も各地でどんなふうにチームが作られているのか取材した。なおチームは都道府県の(軟式)野球連盟が編成したり、連盟の公認をとって出場資格を得ている。

※データは2014年7月上旬~中旬のものです。本戦までに若干変更の可能性があることをご了承ください。
※監督欄の肩書きは、通常活動している団体のものです。

文中に出てくる女子学童大会
■NPB関東大会…NPB関東女子交流大会
■近畿大会…近畿少年軟式野球大会 女子学童交流大会
■岡山大会…西日本選抜女子学童野球 岡山大会
■九州大会…全日本女子軟式野球九州大会・小学生の部
■IBAの全国大会…IBA-boys 学童女子軟式野球 全国大会

北海道・東北(6チーム) 関東(8チーム)  北陸(1チーム)  甲信・東海(4チーム) 近畿(5チーム) 中国(2チーム) 四国(3チーム) 九州・沖縄(6チーム)

北海道・東北 

北海道代表 釧路アクアガールズ

説明
紹介6月末に行われた北海道予選で、昨年出場のオホーツクブルーエンジェルスに3-2で逆転勝利して出場を決めた。早めの継投と制球力のある投手がオホーツクの強力打線を封じたのだという。「全国に行けることになってみんな大喜びしています」と渥美代表。釧路支部は優れた女子選手が増えていることを背景に女子の環境作りに熱心で、全国大会に出られるように地元の大会の日程調整をするなど協力的だ。8人の6年生を中心に3年生までの選手が頂点を目指す。
監督工藤 航(標茶ジャイアンツ監督)

青森県代表  青森ゴールデンボンバーズ

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紹介有志が作ったチームながら、昨年東北の女子学童大会で初出場初優勝。今年は全国大会に出るために連盟の許可をとって4月に参加希望者を募り、6年生14人、5年生2人で全国に臨む。「強くないチームにも上手な女子選手が隠れていたりする」(種市監督)ので、選手探しは指導者のネットワークを使って丁寧に行った。4月末から地元の大会の合間を縫って月3、4回のペースで練習している。
監督種市廣行(木下ファイターズ監督)

岩手県代表  ~イーハトーブ岩手~i-GIRLS

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紹介昨年出場した学童クラブ「一関ガールズ野球クラブ」の千葉代表が、「より強いチームを作り、オール岩手で夢に挑みたい」と選抜チームを編成した。選手は個人的な交渉と岩手県野球協会や新聞社の協力を得て集め、6年生17人、5年生1人、3年生1人が参加する。大会繁忙期のため練習は7月からだが、「良い選手が集まり、手ごたえは充分。元気よくプレーし、イーハトーブの風を吹かせたい」と千葉代表。
監督千葉照仁(一関ガールズ野球クラブ代表兼監督)・2年連続

山形県代表 山形チェリーズ

説明
紹介2012年以降徐々に女子学童チームが増えている山形県だが、昨年同様予選は行わず、山形市の「山形中央チェリーズ」の選手+県下の参加希望者でチームを作った(6年生9人、5年生7人)。初練習は7月13日。「昨年参加した5年生が成長してチームを支えてくれています。バッテリーを中心にしっかりチームを作りたい」と常川監督。主将の高橋咲良選手は選手宣誓を務める。
監督常川 孝(山形県野球連盟強化部長)

宮城県代表  オール宮城ブルーリボン

説明
紹介6月末に行われたIBAの全国大会で5連覇を達成した強豪。4月に選考会を行い、参加を希望した5、6年生13人で出場する。今年はこの全国大会に出るためにIBAの世界大会の出場を辞退したというほど、この大会にかける思いは熱い。例年優れた投手を擁して勝ち上がるが、今年も二枚看板がチームを引っ張っている。「歴代のブルーリボンでもトップクラス」(谷田代表)という選手たちが頂点をねらう。
監督阿部泰昭(雄小サイクロンスポーツ少年団監督)

福島県代表  スマイルふくしまGBC(ガールズベースボールクラブ)

説明
紹介昨年福島県に初めてできた女子チーム。今年も福島の地方紙に募集記事を載せて選手を募ったが、去年1回戦を突破して2回戦に進んだことが県内で評判になっており、口コミでもかなり選手が集まった。6年生12人、5年生5人、4年生3人の20人。7月19日から全体練習を開始。「スマイルを忘れない、強くて楽しいチーム」をモットーに、昨年度より一つでも多く勝ち上がり、女子野球という糸でつながった全国の選手たちと交流することが目標だという。
監督作山央樹・昨年度コーチ


関東

 
茨城県代表  茨城ガールズ

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紹介支部を通じて希望者を募り、応募した6年生28人で出場する。昨年は6年生は全国大会、5年生は関東大会に出場したため、「そのとき5年生だった選手たちは、来年は全国大会に出られるといって一生懸命練習していたようです」と羽子田監督は子どもたちの意識の高さに目を細める。昨年、全国レベルのすごい選手たちを見て指導者の意識も変わったといい、パワーアップは確実だ。
監督羽子田誠(宗道ニューモンキース監督)・2年連続

栃木県代表  栃木スーパーガールズ  ★ ベスト8 

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紹介6月初めに県下の選手を集めて選考会を行い、25人を選出した。監督を務めるのは09年から栃木県の学童選抜を率いる田代氏だ。氏はほかに中学選抜、高校女子硬式野球部の指導にも携わっており、女子の指導は心得ている。県内の大会があるためなかなか全員が集まれないというが、「長打を打てる選手もいるし投手の粒もそろっているので、昨年と同じ3位を目標に戦いたい」と言う。
監督田代恭規(作新学院女子硬式野球部監督)・2年連続

群馬県代表  前橋ガールズ  ★ ベスト8 

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紹介2010年、NPB関東大会に参加するために前橋支部が結成したチーム。昨年、群馬県は同チームに県下の有望選手を加えて代表チームを作ったが、今年は新たにできた桐生支部の「桐生ガールズ」と6月半ばに県予選を行い、27-3で勝った同チームが出場権を得た。昨年のように県下の有望選手を加えることはしない。6年生16人、5年生6人、4年生2人の24人。優れたバッテリーを擁し、「打撃力は昨年以上」と連盟。
監督松井一男(群馬県野球連盟前橋支部理事)

千葉県代表  千葉なのはなガールズ  ☆ 3位 ☆

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紹介5月末に県予選を行い、優勝した「オール船橋プラス」に八千代、鎌ヶ谷、浦安の選手を加えて編成。6年生20人、5年生4人、4年生1人。女子選抜を率いて7年目のオール船橋の池内監督がチームを率いる。6月から毎週土日に練習。今年も機動力を生かした野球で、6月末に行われたIBAの全国大会で決勝に進出。オール宮城ブルーリボンに惜敗したが、「レベルを調整する上で役に立った敗戦でした。今年もあくまでも頂点を目指します」と池内監督。
監督池内正明(薬円台リトルスター監督)・2年連続

埼玉県代表  Joshi One

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紹介指導者のネットワークを使って7市3町から希望者を募り、07年から関東の各種女子大会に出場しているチーム。今年は6年生16人、5年生14人、4年生3人が参加。「モットーは楽しむ野球です。ルールやマナーを遵守したクリーンな野球で臨みます。試合にはうまい子よりも一生懸命練習した子を出します」と竹内代表。中野渡(なかのわたり)氏は結成当初からの監督。
監督中野渡進作(狭山バッファローズ監督)・2年連続

東京都第1代表  江戸川エンジェルズ

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紹介大人の軟式の全国大会が開かれるなど、全国屈指の女子野球のメッカ、江戸川区。区内の支部チームによる女子学童大会も03年から開かれており、参加者のなかから選手を選抜した江戸川エンジェルズは区の代表として各種女子大会に出場し、優勝多数。一昨年の第1回東京都知事杯でも優勝している。6年生14人、5年生4人が参加。5月6日に行われた春の区大会後に練習開始。制球力のある投手陣、強肩捕手、切れ目のない打線と、総合力で東京都知事杯を制した。
監督松兼秀介(ホワイトウイングス)

東京都第2代表  品川レディース

説明
紹介江戸川エンジェルズが都の老舗チームなら、こちらはチームができて3年目のニューフェース。しかし第1回東京都知事杯ベスト16、第2回大会ベスト8、そして今年準優勝と着実にステップアップ。昨年から参加しているバッテリーがチームを引っ張る。特にふだんのチームでもエースで主将の選手の成長が著しいという。「ほしいときに打てる」勝負強さも魅力。6年生11人、5年生8人。
監督関根大悟(山中ビーバーズ)

神奈川県代表  YAMAYURI

説明
紹介5月末から6月にかけて県内初の女子学童の県大会を実施し、参加した14チームの中から選手を選抜した。また県大会に参加できない地域の選手を発掘するために別途選考会も実施し、合わせて6年生のみ20人を選んだ。率いるのは県大会優勝チームの「横浜オールウェスト」常盤哲哉監督だ。「投打に優れた選手が集まりました。ベスト8以上を目指します」と連盟。チーム名のヤマユリは県の花。
監督常磐哲哉(戸塚ホークス)


北陸

富山県代表  アルペンガールズ富山

説明
紹介毎年女子大生の全国大会が開かれている富山県に初めてできた学童チーム。県軟連が希望者を募り、富山市の選手を中心に6年生6人、5年生7人、4年生4人が集まった。ふだんのチームで主力の選手もいるという。率いるのは大学の全国大会で4連覇し、今も富山の女子軟式クラブ「ビームス」でプレーする中野氏(金沢学院大OG)だ。同行するコーチもビームスの選手たちが務める。練習は昨年から週1回のペースで行っている。
監督中野良美(女子軟式野球クラブ「ビームス」)


甲信・東海

岐阜県代表 岐阜選抜ドリームス

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紹介昨年は準備が間に合わずに出場を断念した岐阜県だが、来年は出場すると決めて昨年12月に保護者説明会を開き、希望者を募って2月にチームを作った。参加するのは6年生ばかり23人で、レベルの高い選手が集まっているという。女子学童の指導経験がある馬場監督が率い、練習は月1回のペースで行っている。「できれば一つでも多く勝ちたい」と馬場監督。女性コーチも帯同し、チーム作りは万全だ。
監督馬場直之(岐阜県軟式野球連盟美濃加茂支部理事)

山梨県代表  山梨選抜  ★ ベスト8 

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紹介10年にNPB関東大会に出場するため結成。選抜といっても選考会は行わず、参加希望者で編成している。今年は昨年を上回る参加希望があったため、6年生のみ27人が出場する。山梨選抜は11年、12年とNPB関東大会で2連覇し、12年はIBA-boysの大会でも優勝。昨年はこの大会でベスト8に入っている。7月半ばから毎週土日に練習。「出るからには一つでも多く勝ちたいが、大勢選手がいるので全員が出られるようにしてあげたい」と連盟は言う。
監督千頭和裕明(南部栄野球スポーツ少年団)

静岡県代表  静岡イーストエンジェルス  ☆ 準優勝 futatubosi ☆

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紹介昨年この大会のために県大会を新設し、今年も優勝した東部(御殿場、沼津、富士、裾野、静岡など)チームが出場する。登録は6年生23人、5年生7人の30人。東部はKボールの全国大会が開かれたり中学硬式チームが誕生するなど、県下でも特に女子野球熱が高いことが強さの背景にあると見られる。「練習もよくやっていますよ。昨年は1回戦で敗退したので、まずは初戦突破が目標です」(連盟)。
監督飯田和也(河津ジャガーズ)

愛知県代表  オール愛知ガールズ  ☆ 3位 ☆

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紹介昨年は選考会を行って選手を選出したが、今年は名古屋近辺の女子を集めた「オール名古屋ガールズ」と、昨年できた学童クラブ「イチノミヤドリーム」が予選会を行い、勝った名古屋のチーム+県下の有望選手でチームを作った(6年生のみ15人)。投手の粒がそろい、肩のいい捕手がいるのは昨年同様。5月末から毎週土曜に練習。石井監督は「練習量ではどこにも負けません。さすが昨年優勝チームといわれるような野球がしたい」と言う。一般女子強豪クラブ「愛知アドバンス」の選手が今年もコーチとして同行する。
監督石井利一(東筑ライオンズ監督)・2年連続

三重県代表  三重高虎ガールズ  ★ ベスト8 

説明
紹介北は桑名から南は鳥羽まで、全国を夢見る24人(6年生12人、5年生11人、4年生1人)が集まった。6月から毎週日曜に練習。「エースで四番という選手が何人も来てくれました。バッテリーも最強です。今年はベスト8以上をねらいます」と小河内監督。社会人硬式クラブ「三重高虎ベースボールクラブ」より野球教室やグラウンド提供などのサポートを受けるため、同チームの名前を県軟連の承認を得て冠した。
監督小河内敏也(高岡コンドルズ監督)・2年連続


近畿 

滋賀県代表  滋賀選抜  

説明
紹介滋賀県は08年から学童選抜を編成し、近畿大会に参加。今年も支部を通じて希望者を募り、6年生10人、5年生4人が参加を決めた。監督はその学童選抜と、女子中学クラブを率いる上野氏が今年も務める。6月15日から練習を開始。なかなか全員が集まれないというが、「全力プレーで臨みます。子どもたちの目標は昨年のベスト8を上回ること。そのために1人が複数のポジションや役割を担えること、得意なところを生かし、苦手なところはどうカバーするか考えられるチームを作りたい」(上野監督) 
監督上野竜也(滋賀あみんちゅガールズ、滋賀マイティーエンジェルス監督)・2年連続

京都府代表  京都ガールズ

説明
紹介京都府は07年から女子学童チームを編成し、近畿大会に出場。今年は参加を希望した6年生18人で頂点を目指す。昨年から子どもを安心して任せられるようにとスタッフは全員女性でそろえ、監督コーチには小中学校の教員を起用している。今後京都府は女子大会はすべて女性指導者が率いる方針だ。「昨年よりまとまりがあります。明るく元気に、臆することなくふだんどおりの実力を発揮してほしい」と連盟。
監督北村美菜子(中学校教員。ソフトボール部顧問)・2年連続

奈良県代表  オール奈良  

説明
紹介奈良県は12年からチームを作って近畿大会に出場。今年は県下の17支部に声をかけ、集まった12人(6年生7人、5年生5人)が参加する。3月から月1回程度練習を重ねており、「全国大会に参加することで欲が出て、上を目指したいという子が増えてほしい」と連盟。創部以来の監督、中本氏が今年も監督を務める。
監督中本恵三(耳成オックス監督)・2年連続

和歌山県代表  和歌山ハーモニーズ

説明
紹介08年から県大会優勝チームが近畿大会に出場していたが、12年から有田、田辺、東牟婁の3支部チームの5、6年生を選抜して代表チームを編成している。今年は6年生12人、5年生7人の19人。6月のチーム結成初日から監督コーチが選手の特徴の把握・分析に努め、早期にポジションを確定。そのため連係プレーやサインプレーなど、より実践に近い練習ができているという。「昨年は緊張していたが、今年は雰囲気が明るくまとまりもある」と指導陣は期待する。
監督和田昌宏(和歌山県軟式野球連盟東牟婁支部学童部副部長)・昨年度コーチ

大阪府代表  大阪ベストガールズ

説明
紹介近畿大会5連覇中の不動の関西チャンピオン。例年各支部長が推薦する選手でチームを作り、今年も推薦を受けた6年生14人、5年生6人が参加する。守備も打撃も調子を上げてきており、「特に投手力に注目してほしい」と連盟。昨年は1回戦で山梨選抜に破れたが、今年は2回戦でその山梨選抜と対戦するため、「最低1つは勝って山梨選抜と戦いたい」とリベンジを期す。
監督野崎信一(大阪府少年軟式野球協会常任理事)・昨年度コーチ


中国 

広島県代表  ガールズ広島

説明
紹介県軟連が支部を通じて少年野球チームの監督に選手を推薦してもらい、編成。今年は三次、庄原、高宮など県北部の選手が多く集まった。6年生9人、5年生4人。5月末から月1、2回のペースで練習を重ねており、左のエースを中心に全員野球で初戦突破を目指す。昨年の1回戦で東京の第2代表に逆転勝利したことが選手に諦めない心を植えつけた。昨年に引き続き少年野球指導歴19年の女性が監督を務める。
監督沖田靖身(東三区板橋少年野球チーム、コーチ)・2年連続

山口県代表  山口Saikyoガールズ

説明
紹介山口市野球連盟から打診を受け、昨年12月、山口市野球スポーツ少年団指導者連絡協議会が音頭をとって作ったチーム。山口県には09年誕生の学童チーム「宇部レディース」があるが、そのチームと6月21日に予選会を行い、18-10で打ち勝って県代表の座を射止めた。全国大会には市内のスポ少に所属する20人(6年生7人、5年生7人、4年生4人、3年生1人、2年生1人)が参加する。監督は昨年までスポ少の指導者だった宮倉氏が務める。1月から月1、2回練習。目標はベスト4以上だ。
監督宮倉芳文


四国 

愛媛県代表  マドンナジュニア愛媛

説明
紹介小中高クラブ「マドンナジュニアベースボールクラブ愛媛」(2010年創部)の和田監督が、県軟連から一任されて編成。マドンナジュニアの選手に外部選手を2人加えて守備を補強。「6年人7人、5年生4人の少数精鋭で臨みます。今年は投手と捕手の粒がそろっているので、ズバリ、優勝をねらいます」と和田監督。6月のIBAの全国大会で1回に5点入れたことが選手の自信になっている。人数が少ない分、ケガをしないように専門家の指導を受けるなど、体のケアにも気を配っている。
監督和田博文(マドンナジュニアベースボールクラブ愛媛代表兼監督)・2年連続

徳島県代表  徳島県選抜   ☆ 優勝 ☆

説明
紹介県下のチームから自薦他薦で集めた6年生12人、5年生3人、4年生2人の計17人で臨む。ふだんのチームで主力の選手も多い。4月から月1回のペースで練習。少年野球チーム監督の父をもち、中高とソフトボールをやっていた女性が監督を務める。連盟は「お姉さん的な存在で子どもたちの気持ちをのせるのがうまい。昨年もそのおかげで1つ勝つごとに子どもたちが成長し、3位になれた」と信頼を寄せる。
監督山田有璃・2年連続

高知県代表  高知家(こうちけ)ガールズ

説明
紹介「いきなり全国大会に行きませんか、では理解が得られない」ということで、3月末に県軟連や、県内で唯一女子野球部をもつ室戸高校のホームページで「女の子だけで野球をやりませんか」と募集をかけた。昨年選手集めに苦労した県ならではの工夫だ。集まった21人で何度も練習会を行い、そのなかから全国大会に出たい選手を募ってチームを編成した(6年生6人、5年生5人、4年生1人、3年生1人)。「スター選手はいませんが、全員野球でまずは初戦を突破したい」と亀井監督。
監督亀井司郎(県立室戸高校女子硬式野球部監督)・2年連続


九州・沖縄

福岡県代表  FUKUOKAガールズ

説明
紹介県連の中村理事長の号令一下、全県より選手を募集し、5月5日に選考会を行って6年生9人、5年生6人、4年生2人を選抜した。新監督には中野満義氏が就任。中野氏は11年に九州大会が始まって以来、ずっと小学生や中学生の福岡選抜を率いている監督で、優勝もたびたび。その指導手腕には定評がある。「練習を重ねているので少しずつ形になってきました。行って良かったと思ってもらえるように、ぜひいい戦いをしたい」(中野監督)。
監督中野満義(津福ジュニアスラッガーズ監督)

佐賀県代表  佐賀スターガールズ

説明
紹介佐賀県は11年から始まった九州大会のために県大会を新設し、選手を育成。昨年は県大会出場チームから希望者を募ったが、今年は県大会に出られない地域の選手にもチャンスを与えようと、県軟連のホームページで募集をかけた(6年生11人、5年生2人、4年生2人)。4月末から練習を開始し、現在は毎週末練習。「選手だけでなく、保護者にも熱心な方が多いです。今年もがばい根性で優勝を目指します」(連盟)
監督山崎信行(若楠少年野球部監督)

長崎県代表  ビクトリア長崎

説明
紹介九州大会ができたことをきっかけに長いスパンで女子の育成を進めている長崎県は、今年も3月末に低学年生をふくめて選手を募集し、全国大会に出場する子もしない子も一緒に練習をしている。大会前には1泊合宿も2回実施予定。全国大会には6年生11人、5年生5人、4年生3人が出場する。昨年参加した選手が今年も応募してくるケースがかなりあり、成長した彼女たちがチームのレベルを上げているという。監督は引き続き少年野球の指導経験豊富な川本氏が務める。
監督川本一成・2年連続

宮崎県代表  宮崎ガールズ

説明
紹介宮崎市軟式野球連盟が編成し、南九州短期大学女子硬式野球部が指導するチームとして昨年誕生。2月に市内の選手を集め、週1回練習。6月末に行われた県大会では1回戦で優勝した延岡ガールズと当たり、特別延長の末7-8で破れたが、互角の戦いを見せた。全国大会には6年生7人、4年生4人、3年生2人が参加する。速球派投手と強肩捕手がチームを引っ張る。「宮崎市は9月に女子野球W杯が開かれ、全国でも数少ない大学女子硬式野球部がある土地です。精一杯がんばりますので、ぜひ宮崎市の力を見てください」と連盟。
監督黒木弥生(南九州短期大学女子硬式野球部監督)

熊本県代表  熊本暴れん坊ガールズ

説明
紹介クラブチームとして通年活動しているが、大会のときは登録選手以外にも選手を募り、選考会を開いて強いチームを作っている。今大会は県軟連や指導者のネットワークを通じて県下の選手に呼びかけ、5月10日に選考会を行って6年生10人、5年生4人、4年生1人を選んだ。練習は6月下旬から毎週土日に行っている。チーム名は違うが同じ選考方法で編成した熊本選抜は、現在九州大会で3連覇中。「昨年は九州勢はすべて初戦で敗退したので、我々が一つでも多く勝って九州勢の力を見せたい」と上坂監督は意欲を見せる。
監督上坂 智(熊本暴れん坊ガールズ代表兼監督)

沖縄県代表  美ら(ちゅら)沖縄

説明
紹介5月末に行われた県大会で昨年出場のドリームエンゼルなどを破って出場を決めた。11年にできた小中学生クラブで、一般の少年野球チームと掛け持ちしながらがんばっている選手が多い。メンバーは6年生11人、5年生2人。6月から毎週土日月に練習。「過去4年間のチームでは一番元気が良く、仲もいいです」と仲本代表。ソフトボール投げや100m走で県大会上位に入る選手もおり、上位をねらう。
監督玉城佳次(美ら沖縄監督)


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