女子野球情報サイト 

12年11月

速報! 2013年4月、作新学院に女子硬式野球チームが誕生(2012年11月20日)

※体験練習会の情報を追加しました。

 言わずと知れた男子野球の名門校、栃木県の作新学院に、来春、女子硬式野球チームができることになった。まずは同好会からスタートし、活動の状況を見て部に昇格させるか決めたいという。
 栃木県軟連は09年から小学生の選抜チームを組んで、関東大会「NPB CUP 女子交流大会」に出場させてきたが、この大会に参加した選手の保護者などが同校に熱心に働きかけ、創部の運びとなった。(※画像をクリックすると拡大します)

説明

 監督を務めるのは(財)宇都宮市体育文化振興公社勤務の田代恭規さん。作新学院硬式野球部を経て明治大学硬式野球部でプレー。09年からNPB CUP出場チーム「ウイングス」(前身は宇都宮ウィングス)の監督も務めるなど女子選手の指導実績もあり、外部スタッフとはいえ、学校や連盟、保護者の信頼の厚い人物だ。
 またコーチには駒沢学園女子高校卒業後、アサヒトラストでプレーした小川真琴さんが就く。

「まずは選手に来ていただいて、部として成り立つようにするのが当面の目標です。中学以降の女子野球環境を作るためにも、長く活動できるようにしたいですね。でも第一に考えているのは野球を通した人間教育です」(田代監督)

 グラウンドは主に学校から車で約30分の鬼怒川河川敷板戸球場(宇都宮市)を使用。残念ながら学校の方針で寮を設けていないため、選手の住まいは今後の検討課題の一つだという。そのため遠方の選手はしばらくは個人で住まい探しをしなくてはならないだろう。

 このところ関東以外で高校硬式チームの創部が続いていたが、今秋になって関東にも様々な動きが出てきた。草分けの埼玉栄高校、花咲徳栄高校、駒沢学園女子高校、蒲田女子高校に加え、秋には横浜隼人中学高校と村田女子高校が軟式から硬式へ転向。そして今回の作新学院である。関東の高校硬式野球界は新たな時代を迎えている。

●問い合わせ先/028-648-1811(作新学院 担当・鈴木和夫総務局長)
●体験練習会/12月8日(土)9:00~
       栃木県総合運動公園野球場C(総合グランドC球場)にて
●参考URL/http://sakushinjoshi.girly.jp/index.html
 


東京都府中市の学童大会で、オール町田が初優勝(2012年11月20日)

開会式

 今年で6回目を迎えた「学童女子軟式野球交流大会」。参加チーム数は昨年の19から25に増え、今夏行われた東京都軟式野球連盟主催の「東京都知事杯大会」(29チーム)に次ぐ大規模な大会となった。

 11月18日に行われた準決勝には、都知事杯で強さを見せたオール葛飾、北クイーンズ、オール町田、オール品川女子が進出。オール町田は都知事杯のときは市内のクラブチーム「オリオールズレディース」の選手をふくめて編成したが、この大会にはオリオールズレディースが単独で出場したため、それ以外の選手でチームを作って出場した。

オール町田、2点を先取

 決勝にはオール品川女子を4-2で破った北クイーンズと、オール葛飾を3-0で破ったオール町田が進出。

 北クイーンズは都知事杯ベスト4の立役者の一人、速球派投手・三森鈴花がオール町田から次々に三振を奪うが、3回裏、オール町田は死球と敵失で九番・大嶽希実と一番・小澤怜奈が一気にホームを陥れ、2点を先取。4回表、北クイーンズは2死走者三塁の場面で七番・長島江里奈が左前適時打を放って1点を返すが、オール町田は4回裏にも1点を追加して北クイーンズを突き放し、3-1で優勝した。

優勝したオール町田

「実は先ごろ行われたIBA-boysの大会に同じメンバーで参加したんですが、ボールがふつうの軟球と違うので(IBAの大会は弾みにくい軟球を使用)勝手が違い、初戦で負けてしまいました。その悔しさをバネに気持ちを入れ替えて守備練習をした結果、エラーが少なくなり、また6年生の柿崎未裕と5年生の伊奈愛華の2人のピッチャーの出来が良かったので優勝できたのだと思います」
 と吉田毅彦監督は勝因を語った。

 大会を主催した府中市学童野球連盟の太田貞雄会長は、「東京都知事杯のおかげで女子も試合をする機会が増え、選手のレベルが上がりましたね。男の子と遜色のない試合がたくさん見られました。やはり都知事杯ができた意味は大きいです」と言う。

準優勝の北クイーンズ

 北クイーンズのように都知事杯で初めて女子チームを作った支部が、次の目標としてこの大会に参加したケースも多く、東京都の女子学童野球はさらに活発になりそうだ。

写真提供/オール町田、府中市学童野球連盟(オール町田以外)


山梨選抜がIBA-boysの学童大会で優勝! NPB CUPとの2冠を達成(2012年11月5日)

決勝は山梨選抜(左)対新潟のBBガールズ選抜(右)

 東日本の学童チーム9チームが参加して行われた「第17回 IBA-boys 学童女子選抜大会」(11月3~4日、東京都江戸川区開催)で、初参加の山梨選抜が優勝した。
 山梨選抜は9月に行われた小学生の関東大会「第6回 NPB CUP 関東女子交流大会」も制しており、これで2冠を達成したことになる。

 山梨選抜は準決勝でNPB CUP決勝で火花を散らしたオール船橋レディース(千葉県)と対戦。「相手の強さはNPB CUPで知っていたので、なんとしても勝って決勝に行きたかった」と、山梨の三井英司監督はエースの岡優希選手を投入。岡選手の力投もあって6-0で勝利して決勝に進出した。
 もう一つの山を勝ち上がったのはこの大会4連覇がかかる新潟県のBBガールズ選抜。準決勝でオール小岩女子(東京都)を9-2で破って決勝へ。

準決勝完封勝利の山梨の岡優希選手 3位のオール船橋レディース 3位に入ったオール小岩女子

 片や関東大会優勝チーム、片やこの大会3連覇のチームという稀に見る好カードとなった決勝戦。
 1回の表、山梨は敵失に乗じて1点先制すると、2回表、五番・小泉なつの豪快なホームランをふくむ打者一巡の猛攻で4点を追加。対するBBガールズは4回裏、1死二塁の場面で五番・沢田ひなたのランニングホームランで2点を返すが、最終回は打者3人に打ち取られ、ゲームセット(スコア5-2)。
 身体能力の高い選手がズラリとそろった山梨選抜が打撃に守備に力を発揮し、関東一の実力を見せつけた。

BBガールズの山田監督と選手たち 足の速い選手が多かった山梨 山梨のヒットは5イニングで8本

「選手の所属チームの監督さんたちが理解を示してくれたので参加できました。チームはこれで解散するので、最後にいい思い出ができてうれしいです」と三井監督。準決勝と決勝でホームランを打った小泉選手は「(ホームランを)ねらっていました。ストライクを積極的に打ちにいきました」と笑顔。ほかの選手たちも「私、二塁打打ったんです!」「私たち初めて会ったとき、2分で仲良しになっちゃった」などと目をキラキラさせながら話してくれた。

 試合後は元気いっぱいの山梨の選手たちが涙にくれるBBガールズの選手たちを誘って整理体操を行い、気持ちが盛り上がったところで記念撮影に突入。にぎやかな雰囲気のうちに大会は幕を閉じた。

記念撮影は両チーム入り乱れて

●大会の結果/http://www.iba-boys.com/R12_17Zyoshi.pdf(IBA-boys)


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