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12年12月

秋田県の小学生注目! 秋田県に女子学童チーム誕生(2012年12月18日)

 12月2日に宮城県で行われた「第2回 東北小学生女子野球交流大会」で秋田エスポワールガールズが準優勝をおさめたことをご記憶の方も多いだろう。

画像の説明

 同チームは秋田県初の女子学童チームで、上記交流大会に参加するために秋田市内のスポーツ少年団所属の野球選手(5、6年生)14人を集めて結成された。初出場で準優勝は立派だが、おかげで秋田県に女子学童野球の輪が広がりそうだ。

 秋田県小学生野球協会の鎌田修一事務局長は、
「秋田県はソフトボールが盛んな土地なんですが、秋田市内だけでも野球をやっている小学生の女の子が40人以上います。県全体では相当な数にのぼるでしょう。そんな子どもたちのために来年度から協会のなかに女子部を作り、育成に乗り出すことになりました。夢は9つある支部それぞれに女子チームを作り、県大会を開くことです」
 と声を弾ませる。

 秋田県には昭和50年代に大人のクラブチームが1つあったが、現在は消滅しているので、秋田エスポワールガールズが久々にできた女子野球チーム。その快挙が再び秋田県に女子野球の火を灯したようだ。来年度は秋田県に複数の女子学童チームが誕生する可能性が出てきたので、参加したい選手はぜひ下記まで問い合わせてほしい。ちなみに秋田エスポワールガールズは今後は秋田支部の選抜チームとして、月に数回集まって練習や試合をしていくそうだ。

 宮城、岩手、山形に加え、秋田にも女子学童チームが誕生。いよいよ東北の女子野球が熱くなってきた。

●問い合わせ先/018-832-1031(鎌田修一 秋田県小学生野球協会事務局長)


小学生の岡山大会でダイヤモンドガールズジュニア(福井)が優勝(2012年12月11日)

 今年で4回目を迎えた「西日本選抜女子学童野球 岡山大会」が12月8~9 日、備前市で開かれ、岡山、広島、島根、兵庫、滋賀、和歌山、愛媛、香川、高知、福井、埼玉から集まった11球団13チームが寒風をものともせず、熱戦を繰り広げた。

開会式で選手宣誓する岡山レインボーガールズの選手

 予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントに進んだのはダイヤモンドガールズジュニア(福井)、あみんちゅガールズ・ドリームス(滋賀)、高知ガールズ、香川オリーブガールズの4つ。香川を除く3チームは過去この大会で優勝した経験をもつチームだ。
 そして決勝に駒を進めたのはダイヤモンドガールズジュニアと、高知ガールズだった。(詳細は右下の表をクリック)

岡山大会結果

 1回の裏、幸先よく1点を挙げたダイヤモンドガールズは、2回の裏にも相手守備の乱れに乗じて果敢に進塁し、一気に5点を獲得。さらに3回の裏にも1点を追加して高知を突き放すが、高知は6回表、四球を足がかりに1点を返して意地を見せる。しかし四番打者を三振に打ち取られて試合終了。ダイヤモンドガールズジュニアが高知ガールズを7-1で破り、福井県勢として3年ぶり2回目の優勝を遂げた。

「選手に恵まれました。打線は一番から九番まで切れ目がなく、また走力のある選手が多かったので機動力を発揮できました」と山野智千監督。さらに強肩捕手、山崎美波選手の盗塁阻止率は8割にも上ったといい、「いつもはキャッチャーを作るのに苦労するんですが、山崎はふだんのチームでも正捕手なんで、安心して任せることができました」。

 山崎選手だけでなく、今回上位に進出したチームには試合慣れした良いキャッチャーが多かったという。それだけふだんからチームの要として活躍する女子選手が増えているということだろう。

 岡山大会は全国どこからでも参加できる大会だ。来年も最大16チームまで受け付けるというので、時間やメンバーのやりくりがつくチームは参加してはいかがだろうか。12月21~22日、倉敷市内で開催予定とのことだ。

前身の福井女子選抜時代をふくめ、福井勢の優勝は2度目

写真提供/大会実行委員会、ダイヤモンドガールズジュニア


和歌山県の学童大会「JAみくまの杯」でTNエンジェルズが2連覇(2012年12月3日)

 和歌山県軟式野球連盟の3支部代表の女子学童チームが対戦する「第2回 JAみくまの杯 学童女子軟式野球大会」が1日、新宮市のくろしおスタジアムで行われた。

優勝したTNエンジェルズ

 参加したのはガールズ有田(有田支部)、新宮アクティブガールズ(新宮・東牟婁支部)、TNエンジェルズ(田辺・西牟婁支部)。

 試合はリーグ戦形式で行われたが、実質的な決勝戦となった第3試合は、第1試合で新宮アクティブガールズを13-0の4回コールドで破ったTNエンジェルズと、第2試合で新宮アクティブガールズを2-0で破ったガールズ有田の対戦となった。

 1回の表、ガールズ有田は一番・江川里音がライト前ヒットで出塁するが、TNエンジェルズのエース・出羽瑞果に後続を断たれ、得点できない。対するTNエンジェルズは打線が爆発し、2回から5回まで毎回得点し、結局7-0の5回コールドで優勝をおさめた。出羽投手は被安打2、6奪三振の力投を見せ、完封勝利した。

「投打がかみ合い、気持ちのうえでもチームが一つにまとまれました」と出羽研吉監督。TNエンジェルズは2試合とも完封勝利のうえ、放った安打は2試合あわせて本塁打2本をふくむ25本。上位打線がよく打ち、特に一番・室井彩乃、四番・出羽瑞果が6打数5安打の大活躍で優勝に貢献した。

準優勝のガールズ有田

 残念ながらガールズ有田、新宮アクティブガールズともTNエンジェルズの勢いの前に自分たちの野球をすることができなかった。

 なお12月8~9日に行われる岡山県の女子学童大会には、3支部の6年生12人で組んだ和歌山選抜が初参加する。実はこれ、来夏の近畿少年軟式野球大会 女子学童交流大会(地方大会)を見据えたチーム編成だという。

新宮アクティブガールズ

「今まで近畿の大会には県予選で優勝した支部チームが出ていたんですが、それだと他府県の選抜チームに勝つのが難しいんです。だから和歌山も県選抜チームを組んで優勝をねらおうと考えています。まずは岡山大会参加チームの胸を借りて腕試ししたい」と関係者。

 09~10年まで近畿少年軟式野球大会の県予選しかなかった和歌山県の学童野球だが、11年にこのJAみくまの杯ができ、今年は初めて岡山大会にも参加しようとしている。女子学童選手が増えているという現状を反映して、和歌山県の女子野球は活発に動き出している。

写真提供/和歌山県軟式野球連盟学童部


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