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14年1月

日本女子プロ野球機構の新体制と新指導者発表(2014年1月29日)

左から松本匡史アドバイザー、新原コーチ、河本監督、川保監督、辻内コーチ。写真提供/日本女子プロ野球機構

 1月27日、都内のホテルで日本女子プロ野球リーグの新指導者発表会が行われ、イーストアストライアの川保麻弥監督、ノースレイアの河本悠監督、フローラの新原千恵コーチ、イーストアストライアの辻内崇伸コーチが抱負を語った。
 
 4人の言葉を紹介する前に、まず今年度のリーグの詳細を紹介しよう。名前は昨年と同じでも内容が変わっているので注意が必要だ。

■チーム
ノースレイア、イーストアストライア、ウエストフローラ、サウスディオーネ

■試合
①ヴィクトリアシリーズ(4~10月)
 4チームを関西と関東の2チームずつに分け、それぞれの地区で行われる公式戦(各地区20試合以上)。
 ●関西…ウエストフローラvsサウスディオーネ
 ●関東…イーストアストライアvsノースレイア  
 開催地は関西は京都、関東は埼玉が中心で、隔週の金曜と土曜に開催(原則)。ともにナイター。

②ティアラカップ(4~10月)
 4チームによるトーナメント。昨年のように全国を回るのではなく、京都、埼玉、仙台などでの3~6大会を予定。ヴィクトリアシリーズでは見られない対戦が見られる。
 開催地はまだすべて決定したわけではないので、女子プロ野球を招きたいところは声をかけてほしいとのこと。

③年間女王決定戦(11月中旬)
 ①と②の成績をもとに決めた上位2チームが、2戦先勝で年間チャンピオンを争う。関西と関東で開催。

④第4回 女子野球ジャパンカップ(11月上旬)
 プロとアマチュアチームによる女子硬式野球日本一決定戦(トーナメント)。

 各大会とも詳細は今後詰めていくそうなので、日本女子プロ野球機構のサイトをチェックしてほしい。

 

新指導者たちの抱負

 女性指導者たちは全員プロ1期生。女子野球が恵まれなかった時代を知るだけに、皆自分のチームだけでなく女子野球界全体の発展を祈ってコメントしていたのが印象的だった。

ノースレイア 河本悠監督
川保監督との「運命の戦い」をお楽しみに

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 この度、レイアの監督というチャンスをいただき、光栄に思うと同時に感謝しています。私の指導者としての新しい挑戦が女性指導者の増加につながり、選手増加の鍵となると思っています。
 戦略は秘密です(笑)。でも野球は守備だと思っているので、まずは佐藤千尋、山崎まりの二遊間を強化し、あわせてセンターラインも強化したいと思っています。目指すのは勝つ野球ではなくて負けない野球です。
 ヴィクトリアシリーズでは今シーズン、イーストアストライアと20試合以上を戦います。
 実は私が駒沢学園女子高校1年のとき、アストライアの川保監督は埼玉栄高校の3年で、川保さんは恐いバッターで捕手でした。すでに日本代表経験もあり、すごいオーラがありました。私たちは川保さんを倒さないと勝てないと思ってマークしていましたが、夏の高校の全国大会では決勝で埼玉栄に負けてしまいました。
 その川保さんとは一般クラブ「新波」で一緒にプレーして以来10年ぐらいのお付き合いになりますが、今年プロの監督としてじっくり対戦できるのはうれしいです。お互いに昔の自分とは違うので、ひと味もふた味も違う戦いができると思います。運命の戦いを楽しみにしていてください。

イーストアストライア 川保麻弥監督
130キロ投手育成を目標の一つに

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 昨年プロ通算100打点を達成でき、それを節目に指導者になろうと決心しました。夢だったプロ野球の監督になれてとてもうれしいです。
 指導者になろうという思いは小学生のときからもっていました。あまりにも女子が野球をする環境がなくて苦しかったので、自分が指導者になってその環境を作ろうと思ったのです。埼玉栄高校、日本体育大学、就職した中学校、プロ野球と、たくさんの指導者がその夢を応援してくださいました。いい指導者たちに恵まれたと思います。
 そのご恩に報いるためにも自分が良い指導者になり、また厳しかった女子野球の昔を知る人間として、先輩がいて今の自分があるということを若い世代や男性指導者たちに伝えていかなくてはいけないと思っています。
 目指すのは「自ら考える力をつける」ということです。チャンスで打てるバッターが多いので、川端友紀を中心にどこからでも点が取れるチームを目指します。また守備のうまい厚ケ瀬美姫が入ったので、守備でリズムを作り、バッティングにつなげていきたいです。
 女子野球では夢の130キロ投手も辻内コーチの力を借りて作りたいですね。アストライアなら中島梨紗が、ウエストフローラなら小西美加が124キロぐらいまで出ているので、あと6キロをなんとかしたいというのがリーグ全体の夢です。
 アストライアだけで見れば中島に加え、速球投手ではないものの昨年の防御率1位の半田渚もいますから、投手戦でもお楽しみいただけると思います。

ウエストフローラ 新原千恵コーチ
選手たちが輝くためのお手伝いを

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 野球が大好きで、環境を求めて沖縄から関東の大学に進学しました。プロ生活はケガとの戦いでチームに貢献することはできませんでしたが、夢のようなかけがえのない時間を過ごしました。そのなかで、周りの人たちが活躍することに喜びを感じる自分がいることに気づきました。
 今回コーチ就任というチャンスをいただいたことをうれしく思います。理想や自分の考えを押し付けるのではなく、選手と一緒に自分自身も色々な勉強をしていきたいし、プロに関われる喜びを感じながらやっていきたいです。
 松村豊司監督からは、「自分は投手出身なので、野手のことは任せたよ」と言われています。また監督と選手の間をつなぐことにも努力したいと思います。
 女子プロ野球は野球教室やイベントにも力を入れているので、そういう場でみなさんにお目にかかれることも楽しみにしています。

イーストアストライア 辻内崇伸コーチ
ケガのない野球を教えたい

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 ジャイアンツでの8年間はケガに苦しみました。結局昨年で引退し、別な仕事に就くことにしていましたが、昨年秋にお話をいただき、お引き受けすることにしました。指導者としての実績がない私に声をかけてくださったことに感謝しています。
 元のチームメイトからは「おまえ、本当にやれるのか?」と言われたりしましたが(笑)、阿南(徹)さんは「くじけずにお前らしくがんばれよ」と言ってくださいましたし、父も「やるからには一生懸命やれ」と言ってくれました。早く信頼されるコーチになりたいです。
 女子プロ野球があることは知っていましたが、見たことはありませんでした。でも実際に見てみると、みんな一生懸命走って男よりいい動きをしていて、そのひたむきさに心打たれました。
 自分の経験を生かしてまずケガのない野球を教えたいです。女子選手の体の使い方など、これから勉強していきたいですし、就任が決まったあとはジャイアンツのトレーナーに話を聞きに行ったりもしました。また川保監督から女子では130キロを投げる投手がいないと聞いたので、その育成もしていきたいです。体の使い方を調整したり手首を鍛えれば不可能ではないと思っています。
 監督からは「投手の育成とノックをお願いします」と言われたんですが、投手は大丈夫ですがノックは(笑)。しっかり打てるようにトレーニングします。
 教える立場として一から勉強し、選手と一緒に自分も成長していきたいです。
 

日本女子プロ野球機構の今後の方針

 日本女子プロ野球機構は今年1月6日に株式会社から一般社団法人になり、その最高責任者である代表理事に片桐諭氏が就任した。以下は片桐氏との一問一答だ。

――一般社団法人にした理由は?
片桐 09年の発足以来、所属チームはすべてわかさ生活が出資し運営してきたために、女子プロ野球イコールわかさ生活というイメージが定着して他社が参入しづらい雰囲気がありました。しかしゆくゆくは今ある4球団を別の会社にもっていただいてみんなでプロ野球を盛り上げていきたい。ですからわかさ生活色を薄めるために一般社団法人化しました。

――では女子プロ野球団をもちたいという企業はいつでも手を挙げればいいと?
片桐 はい、ぜひ名乗りをあげていただきたいと思います。

――選手は全員わかさ生活の社員になったと聞きましたが、企業チームになったということですか?
片桐 選手はわかさ生活の業務には一切関わらず、今までどおり野球を仕事としていきます。給料は昨年の成績や野球教室などへの貢献度を加味した年俸制です。女子野球界においてはプロの概念がまだ定まっておらず、我々がそのモデルケースを作っていると思っています。

――1チームあたりの人数が13人と少ないですが、追加トライアウトはありますか?
片桐 希望者を集めてテストをする方式のトライアウトは今のところ予定していません。一案として有望選手を練習生というかたちで招くことを検討しています。

――TOKYO MXテレビの中継は継続しますか?(注・昨年はお金を払って放送してもらう方式だった)
片桐 未定です。昨年ティアラカップで全国を回っていくなかで、今後我々は地域に必要とされるような存在にならなければいけないと思いました。女子プロ野球は底辺が広がってからできた頂点ではなく、底辺を広げるためにできた頂点です。そのため原点にもどって地道に土台を作らなくてはいけないと思っています。また女子プロ野球の知名度を上げるためにも、スタッフ、選手全員が地道に営業活動をし、野球教室のような普及活動にも力を入れていく予定です。

――9月に開かれるワールドカップへの協力はなさいますか?
片桐 もちろんです。当然チームにとって主力選手が抜けることになりますが、それに応じた体制を組むつもりです。


愛知県の中学クラブ「愛知girls伊邪那美」が新メンバーを募集中(2014年1月28日)

 2012年8月の「第1回 15U全国女子KB野球選手権大会in伊豆」に参加した「愛知選抜」を母体に、13年2月、愛知県豊田市に中学生クラブチームが誕生した。その名も「愛知girls伊邪那美(いざなみ)」。率いるのは愛知選抜で監督を務めた籾山祐介監督(35歳)だ。豊田市立朝日丘中学校在学中に全中(全国中学校軟式野球大会)でベスト8に入った経歴をもつ。

画像の説明

「Kボールの全国大会を見て驚きました。上手だしやる気は男以上だし。愛知県には少年野球をやっている女の子が豊田市だけで20人ぐらいいるのですが、中学に行くと女の子が野球をする環境がほとんどありません。それで愛知県にも女子だけで野球がやれる環境を作ってあげようと思ったのです」

 昨年は春のマドンナジュニア交流大会(軟式)や8月と10月のKボールの全国大会に照準を合わせ、男子チームと練習試合を重ねながら実力を養ってきた。

「上を目指してほしいので、うちの指導は厳しいです。でも軍隊式の指導はしないように心がけています」
 卒団生は福知山成美高校や至学館高校、愛知高校といった女子野球部のある高校に進学しているという。

 このたび2期生4人が卒団して人数が7人になったため、新年度の選手を募集中だ。練習は土日の9~16時(夏は8~17時)、グラウンドは豊田市の富士精工グラウンド(月2回程度)や県内の中学校で行っている。使用するボールは軟式B号とA号、Kボールの3種類だ。

 興味のある人はぜひ下記まで問い合わせを!

●問い合わせ先/080-6947-6699(籾山監督)


新潟の「BBガールズウィンターフェスタ2014」が参加者大募集中!(2014年1月12日)

 厚い雪に覆われる2月の新潟県。みんな家の中に引きこもって温もっている、なんて思うのは大間違い。いつも活発に活動しているBBガールズ普及委員会が今年も寒さを吹き飛ばす冬のイベント「BBガールズウィンターフェスタ2014」を開催する。

 ここ数年女子プロ野球選手を招いて行われてきたこのイベント、今年は昨年始動した開志学園高校女子硬式野球部の皆さんをはじめ、NLライズ、中越フェニックスという新潟の2つの女子軟式クラブチームを招いて開催される。

説明

 08年にBBガールズ普及委員会が立ち上がって以来、小学生の選抜チームができ、上記軟式クラブチームができ、さらに高校女子硬式野球部ができるといったかたちで環境作りが進んできた新潟県だけに、今回のイベントは充実してきた新潟女子野球界の熱気を反映するものになるだろう。

 ただ今関係者の皆さんが楽しいゲームを企画中! 家の中でじっとしているのはもったいない。友達を誘って出雲崎町民体育館へGO!

「BBガールズウィンターフェスタ2014」

開催日時/2月16日(日)、9:30~12:30(受付開始9:00)
場所/出雲崎町民体育館(JR越後線出雲崎駅下車)
主催/BBガールズ普及委員会
参加資格/小学3~6年生(未経験者OK)
参加費/500円
申込方法
  氏名、学年、保護者氏名、住所、電話番号、所属チーム名、情報メール登録済みか未登録かを明記のうえ、下記まで連絡を。
  baseballgirls@gmail.com 「BBガールズ普及委員会」事務局
申込期間
  1月15日~2月15日


熊本の交流会がパワーアップ! 熊本県の野球少女集まれ!(2014年1月11日)

 2011年以降、毎夏、熊本県軟式野球連盟主催の小中学生の九州大会が開かれている熊本県。

神村学園による野球教室

 その熊本県で09年から開かれている交流会が「ベースボールガールズ・フェスティバル」だ。当初は熊本の小中学生チーム「暴れん坊ガールズ」と福岡近県の選手を集めたチームとの交流戦、および神村学園女子硬式野球部による野球教室やエキシビションマッチの二部構成で開催されていたが、2014年はお楽しみイベントを加えた三部構成で開催されることになった。

 3つのイベントのうちまず開催されるのが2月2日のお楽しみイベント「くまもとガールズ・ベースボール・フェスタ」。ストラックアウトやスピードガンコンテスト、遠投、駅伝競走などの競技が予定されており、その盛りだくさんな内容にはワクワクする。

 お父さんの部、お母さんの部、指導者の部もあるので、家族や友達を誘ってぜひ参加してほしい。

 なお熊本vs福岡近県の交流戦と神村学園女子硬式野球部による野球教室は2月下旬に開催予定だ。詳しい日程は1月下旬になったら下記事務局まで問い合わせを。

「ベースボールガールズ・フェスティバル」
 お楽しみイベント(くまもとガールズ・ベースボール・フェスタ)

開催日時/2月2日(日)、9:00~17:00
場所/藤崎台県営球場(熊本市)
主催/暴れん坊ガールズ

今年から新設されたお楽しみイベント

参加資格/熊本県在住の小中高校生(野球未経験者もOK)
参加費/1000円
プログラム
  8:30 開会式
  9:00 準備運動
  9:30 競技開始
       キャッチボール・クラシック
      (1チーム9人。5人と4人に分かれてキャッチボールをし、2分間に何回続くかを争う)
  10:00 ホームラン競争
      (1人10スイングで、最も飛んだ距離を競う)
  11:00 ベースランニング競争
  12:00~12:40 昼食
  12:45 スピードガンコンテスト
  13:45 遠投
  14:45 ストラックアウト
  15:30 藤崎台駅伝
      (5人一組にて球場内を1人1周ずつする)
  16:10 閉会式
持ち物、服装/野球用具を持っている人は持参。運動しやすい服装で。
申込方法/氏名、学校名、学年、保護者連絡先(携帯電話番号、メールアドレス)を明記のうえ、下記アドレスまで連絡を。

 u.g.baseball_no1@ae.auone-net.jp「暴れん坊ガールズ」事務局

※神村学園女子硬式野球部による野球教室と、同野球部vs塁ベースボールクラブ、熊本選抜vs福岡選抜の交流戦は、3月16日(日)、合志市総合運動公園野球場で開催されることに決定しました。

※写真、資料提供/暴れん坊ガールズ


小学生の岡山大会でダイヤモンドガールズジュニアが優勝!(2014年1月8日)

ダイヤモンドガールズジュニアは県内の主な大会が終わった秋以降に編成される選抜チーム

 去る12月21、22日、岡山県倉敷市で「第5回西日本選抜女子学童野球 岡山大会」が行われ、中国四国地方だけでなく、近畿地方や東日本から集まった9チームが優勝を争った。開会式には地元倉敷在住の大倉孝一さん(第6回女子野球ワールドカップ監督)も駆けつけて選手たちを激励した。(参加チームは右下の予選リーグの結果参照)

予選リーグの結果

 小学生の全国大会(NPBガールズトーナメント)ができて以来、どうしても気になるのが全国大会参加チームとそうでないチームの実力。
 今大会の参加チームのうち滋賀、高知、奈良は選抜チームでほとんどの選手が全国大会出場メンバー。北海道は全国大会出場選手を柱に夏は参加できなかった優れた選手を全道から集めて編成。岡山、香川、福井は選抜チームながら全国大会には参加しておらず、クラブチームの越谷(埼玉)、神戸(兵庫)も全国大会には参加していない。

 果たしてどこが強いのか、そして隠れた強豪チームはあるのか…。

開会式の様子

 予選リーグでは選抜チームがクラブチームをおさえて勝ち星を挙げたが、3つのリーグを1位で突破したのはオール奈良、香川オリーブガールズ、福井のダイヤモンドガールズジュニアと、全国大会出場チーム1、不出場チーム2という結果になった。

 決勝リーグ(1~3位決定リーグ)は第1試合で香川が奈良に3-2で勝ち、第2試合は福井が香川に8-0の完封勝利。第3試合は大会2連覇まであと1勝の福井と、1敗ながらまだ優勝の可能性が残る奈良の対決となった。

 しかし試合は福井がほぼ毎回得点という展開に。
 2回、福井は四番・市川愛渚の内野安打と四球で無死一、二塁とすると、六番・高橋音森がセーフティーバントを決めて3点先制。その後も順調に得点を重ね、5回には五番から九番まで、5人の選手が連打する猛攻で3点を追加した。

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福井031133213
奈良00003003

 しかしその裏、奈良は疲れの見えた福井の先発・嶌村悠投手から四死球を奪って2死満塁とすると、二番・鵜飼千夏が左前適時打を放ち、一気に3点をもぎ取る。だがそれ以降は福井の村田凪佐、小坂未羽の継投の前に打線が沈黙。
 一方福井は6回にも加点し、7回には三番・村田がライト方向にツーランホームランを放って試合を決めた。福井の安打は12本。圧倒的な強さだった。

 福井のダイヤモンドガールズジュニアは予選リーグと決勝リーグを合わせ、4戦全勝の成績で大会連覇を果たし、前身の福井女子学童選抜時代をふくめると、今大会通算3回目の優勝をおさめた。また同チームは昨年11月に愛媛県で行われた「第1回小野スポーツ交流女子軟式野球大会 小学生の部」でも優勝しており、その強さが際立つ。

決勝リーグのオール奈良戦でツーランホームランを放つ村田主将 予選リーグの北海道スノーホワイト戦。スクイズ成功

 山野智千監督は、「今年のチームは昨年この大会で優勝したチームより粒がそろっていて、打撃も守備も非常に完成度が高いチームです。打って走って小技で相手のミスを誘いながら得点し、投手陣も今大会は小坂未羽、猪田美羽の二枚看板が活躍して4試合ともほとんど打たれませんでした。大会連覇できてうれしいです」と語った。

 準優勝には香川オリーブガールズが、3位にはオール奈良が輝いた。

順位決定リーグ

 改めて大会を振り返ってみると、上位2チームをふくめ、全国大会に出場できなかったチームの中にも強いチーム、野球大好き少女たちが集まったチームがいくつもあることがわかる。今年はぜひこうしたチームも全国大会に参加できるようになってほしい。

 また昨年は出場したものの、今年は人数や体制などの問題で参加を断念したチームがいくつも出たことを残念に思う。やはりしっかりとした女子野球の環境作りは有志の志だけでなく、各県の野球連盟の皆さんの理解と協力が必要だと痛感した。

 岡山大会は「全国のどんなチームも受け入れます。せっかく来ていただくのだから勝敗はさておき、まずは女の子同士の真剣勝負を楽しんでいただきたいですね」と樋口義人大会実行委員長。5年間ブレない同大会のスタンスだ。

 今年は12月6日(土)、7日(日)に開催予定とのこと(会場未定)。チームを編成しやすい時期なので、みなさんも参加を検討してみてはいかがだろうか。

※写真提供/大会実行委員会、ダイヤモンドガールズジュニア


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